「九里よりうまい十三里」とは、さつま芋のおいしさを表現するときに使われる言葉ですが、
9里と4里を足せば13里になるからだとか.......案外単純。 2.芋羊羹レシピ |
でも、昔のさつま芋は今ほど美味しくはなかったです。と言うと語弊がありますね。美味しくないのも あったと言ったほうが適切でしょうか。 白くて、水っぽいのや、黄色でねばーっとするほど甘いもの、 バカでかくて紫がかっているマズイ芋とか、さまざまでした。
さつま芋のおやつといえば、蒸かし芋しかなくて。 もっと小さい頃には祖母が「いも飴」を作ってくれたものですが、母に作ってもらった記憶はないです、そう言えば。 うちは農家ではなかったのですが、どういうわけかさつま芋だけは飼料袋のようなのに詰められて、土蔵の前にどさっと置いてありました。
生まれて初めて料理をしたのが小学校の低学年の頃で。 少女フレンド(少女漫画雑誌)の中に「芋羊羹の作り方」を見つけて、「これなら家にある材料だけで出きる!」 と張り切って作りにかかったのですが.......
その作り方というのがあんまり親切じゃなくて解り難く。 生まれて初めて煮た寒天が、どんどん溶けていくものだから、「ぅっわ!なくなっちゃうよ」 消えてなくなっちゃたまらないと、焦って火を止めました。 そして、その半溶け状態のブツブツの寒天液と潰したさつま芋とを混ぜるのですが、なかなか混ざらない。
結局、生まれて初めて作った芋羊羹はあまりにも芋羊羹じゃなくて、、、、 「ああ、これがほんとの芋羊羹かぁ」と、感動することになるのは、その日から十数年後になるわけです。
その時食べた舟和の芋ようかん、本当においしかったっけ。
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