古い洋館が各地に残っています
古い洋館が各地に残っているのも東北地方の名所の特徴です。【山形】洋風建築が集まる鶴岡・致道博物館(2004年8月撮影) |
また鶴岡(山形県)には、たくさんの洋館を移築した致道博物館(ちどうはくぶつかん)、大宝館などがあり、山形市内にはかつての県庁だった文翔館、盛岡にはレンガ造りの岩手銀行 中ノ橋支店と、各地に様々な洋館が揃っていますので、これらを見に行く旅も楽しいですね。
昔ながらの町並みでタイムスリップ
東北地方の名所の中には、昔ながらの町並みを大事に保存することで、観光客を集めている所があります。【福島】会津西街道の宿場町、大内宿(1999年9月撮影) |
茅葺き屋根の家が連なる宿場町の風景を見ていると、江戸時代にタイムスリップした気分を味わうことができます。他には月山を越える六十里越街道の宿場町、田麦俣(たむぎまた、山形県)などが知られていますね。
また銀山温泉(山形県)は、大正時代に作られた旅館の建物を中心とした小さな温泉街で、ガス灯などで大正レトロの雰囲気を楽しむことができますし、ラーメンでも知られる喜多方(福島県)は街の至る所で蔵のある風景を見かけることができます。また北前船も寄港した酒田(山形県)には、江戸時代から明治時代の建物が自然な感じで街に溶け込んでいますよ。
良質の温泉の宝庫です
先に紹介した蔵王温泉、銀山温泉を含めて、東北地方は良質の温泉の宝庫です。【岩手】大沢温泉自炊部(2003年3月撮影) |
また南東北では、仙台の奥座敷と言われる秋保温泉(あきうおんせん、宮城県)、遠刈田温泉(とおがったおんせん)、峩々温泉(ががおんせん)や東山温泉、芦ノ牧温泉(福島県)など数え切れないほどの名湯が東北地方に集まっています。昔ながらの湯治場も多いので、何日も逗留して、同宿の人たちと話を弾ませるという贅沢もできますね。