お金をかけずに楽しみたい
アクセサリーとして人気の車輪も、元は荷車のジャンクだった |
今だってホームセンターに行けばブリキのバケツは売られています。でも、取っ手がカラフルなプラスチックです。ブリキのチリトリもあります。でも好みでないカラーで塗装されている上に、妙なゴムのペラペラがついています(たぶんゴミが集めやすいのでしょう)。デザインと機能性、そして価格のせめぎあいで、中途半端なものがあふれている気がします。
頭の中に「こうしたい!」があると、イメージ通りのものを手に入れるには相当な苦労をします。じっくりと気に入ったものを探し出す過程を楽しめるくらい時間の余裕もあると嬉しいのですが、なかなかそういうわけにはいかないでしょう。
そうなると勢い、「イメージに近いもので妥協する」か、「自分で手作りする」ということになってしまいます。尚且つ、「できるだけお金をかけずに」と思うと、やはり手作りに勝るものは無いでしょう。これも一から手作りは荷が重いものですが、廉価の市販品に手を加える「ハーフメード」なら気軽にできそうです。幸い今は100円ショップという強い味方もありますし。
庭を彩る100円グッズの利用法、例えばこんなのはどうでしょう?太字部分は、100円ショップで調達できるものです。
小さいティーポットにハーブを植え込む | ホーローの小鍋に麻布を敷き、ポット苗を植え込む |
ワイヤーカゴにヤシマットを敷いて、アイビーを植え込む | 木の板にミニ鉢や、ミニツールを吊るす |
この他にも木製のトレイにペンキを塗り、サンドペーパーで擦ってシャビーな感じに仕上げたり、木の板にアクリル絵具で文字を書いてアンティークな感じのサイン(看板)を作る、剪定した枝を使ってプラント・マーカーを作るなど、お金をかけずともアイディア次第でいろいろ楽しめます。こういったグッズやアクセサリー作りについては、また後ほどガイド記事でご紹介したいと思います。
テイストを統一する
ジャパニーズ・カントリーはダメですか? |
例えばカントリー雑貨と一口にいっても、開拓史時代を彷彿とさせるアメリカン・カントリー、ロマンチックな感じのするフレンチ・カントリー、そしてアジアン・カントリーに、日本だって古民家の煤竹、囲炉裏、糸巻き車……田舎のかやぶき屋根と田園風景を思い起こさせるジャパニーズ・カントリーと様々あるでしょう。それらがカオスのように庭に混在するのは、ちょっといただけませんよね。ナチュラルやカントリーを売りにしている雑貨屋さんだって、テイストをコーナーごとにまとめたり、扱う品を絞り込んだりしているものです。
アメリカンだけとかフレンチだけとこだわる必要はありませんが、素材感とかそのものの持つ雰囲気といったもので全体的な統一感を図りたいですね。
また雑貨やオーナメント、ガーデンアクセサリーを飾る際、庭の緑がある程度の緩衝材にはなってくれますが飾りすぎも禁物です。例えば「このコーナーは飾る場所・見せる場所」と決めたら、そこ以外は植物たちが主役と考えてガーデンアクセサリーはさりげなく目立たない程度にとどめておきましょう。「足し算」ばかりではゴチャゴチャしてしまいます。いかに「引き算」ができるかが、センスと腕の見せ所でしょう。
アンティーク風に作られたものを買ってきてレトロな雰囲気を演出するというのは、本来は「ナチュラル」ではないのかもしれません。でも、そこからはじまる「ナチュラル」はあるはずです。
あなたもお気に入りの雑貨を庭に取り入れて、時の流れと共に変化していく庭を楽しんでみませんか?
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