資材を揃える
画像は羽子板つきの束石 |
1.基礎
デッキ設置面の状態により、適切なものを使います。
- 束石
- 羽子板つき束石…羽子板と呼ばれる金属プレートがついていて、束柱を固定できる点が便利
- 2×材用束石…2×材が立つように溝の入った束石
- ピンコロ…立方体のコンクリートブロック
- 平板…四角いコンクリート板。設置面が平坦で硬くしまっている場合は、これを敷いた上に束柱を立てても
- 鋼製束…レベル調整が可能なので施工が早くできる
設置面の地盤が柔らかい場合は、この他に必要に応じて砂利、砂、モルコンなどを準備します。
2.木材
デッキ製作には、2×4、4×4などの規格でカットされた木材を使用します。
DIYでは※SPF材、レッドシダーなどが扱いやすいでしょう。
耐久性に優れたアイアンウッドもありますが、とても硬い木材なのでDIYerにとっては「工作が大変」ということにもなります。
耐久性は、SPF<レッドシダー<アイアンウッドの順で高くなります。また、価格もこれに比例します。
規格サイズは、下表を参照してください。
木口 | 長さ | ||||||||||||||||||||
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デッキ製作では主に、束柱に4×4、根太・床材に2×4もしくは2×6材を使用します。
前項で作成したデッキ設計図に基づき、必要な木材の量を見積もっておきましょう。
デッキ材を扱うようなホームセンターがお近くにない場合には、ネットでオーダーすることも可能です。
下記サイトではデッキの製作方法も掲載されていますので、本記事と合わせて参考にどうぞ。
【参考サイト】
- 木工ランド
http://www.mland.gr.jp/ - リーベ
http://www.1128.jp/
木材を購入する際は、設計図から見積もった必要量よりも1~2割り多めに買っておくことをお勧めします。
束柱は見積もりから大きく外れることはないはずですが、床材や根太の場合は、材に節があったり反りが大きいものがあったりで、見積もり通りにはならないからです。
ツーバイ材は多く買って余ってしまっても、次のDIY に使えますし、製作途中で材が足りなくなるよりは多め購入をお勧めします。
※SPF材=スプルス(えぞ松)、パイン(松)、ファー(樅)の頭文字。
3.コースレッド
画像のコースレッドは、57mmと75mmのもの |
いわゆる、木ネジです。
デッキ製作の場合は板に厚みがあるので、長さ65mm~75mmのものを使用します。
ちょっと値段が高くなりますが、ステンレス製のものを選ぶとサビにも強くて安心です。
意外と本数を使うので、大箱で買っておいた方がいいでしょう。
4.塗料
デッキ材は事前に塗料を塗っておこう。ノコで切り出したら木口も忘れずに塗っておく |
ホームセンターの塗料コーナーには、ガーデンカラーなどの名称で色々な商品が並んでいます。
塗料として扱いやすいのは「水性カラー」ですが、デッキには「油性」をお勧めします。
「油性カラー」と「うすめ液」、刷毛、ボロ布があればOKです。
デッキ製作では、「キシラデコール」という商品が定番と言われています。
また、小さいお子さんやペットがいるご家庭では、「オスモカラー」、「カルデット(ドイツ製)」といった環境にやさしい商品もあります。
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