最近、ポインセチアがカラフルになって、楽しみも増えましたね。
ポインセチアだけで赤・緑・白のクリスマスカラーが揃ってしまうので、このシーズンには欠かせないのですが、冬のワンシーズンで終わらせずに長~く楽しみたいものです。
それではまず、ポインセチアについてのおさらいから…。
【ポインセチア】
トウダイグサ科
メキシコ原産の常緑低木
花に見える赤い部分は、「苞(ほう)」と呼ばれる部分で、その真ん中のポチポチが本当の花です。
品種改良により、苞の色が従来の赤だけでなく、白に近いクリーム色、鮮やかな黄色、ピンク、紫がかった赤、斑入りのように色の入ったもの…と、バリエーション豊かになりました。
【管理方法】
鑑賞期の置き場所は、日当たりの良い窓辺に。
夜間冷え込む場合は窓際から離して、最低10度以上で管理します。(生育適温は15~20度)
水遣りは、土の表面が白っぽく乾いたらたっぷりと与えますが、過湿にならないよう注意します。鉢皿にたまった水はその都度捨てましょう。
肥料は2週間に一回くらいの割合で1000倍液肥を与えますが、開花期は特に施肥の必要はありません。
【短日処理】
通常家の中で管理していると、夜間も電気などの人口光があたるため、苞が色づかない場合があります。
クリスマスシーズンにあわせるなら、9月の下旬から遅くとも10月中旬には短日処理をはじめましょう。
短日処理に関してはガイド記事「カランコエを咲かせよう」で解説しています。
【繁殖方法】
ポインセチアは、挿し木で簡単に殖やすことが出来ます。
挿し穂を切る際は、白い樹液に注意してください。(樹液が手指についた場合は、流水でよく洗い流します)
挿し穂は水につけて、よく樹液を洗い流してから、新しい水で1時間ほど水あげさせます。
挿し穂に発根促進剤をつけて湿らせた用土に挿し、乾かさないように管理します。
温度が20度以上あれば3週間くらいで発根しますが、挿し木適期は5~6月です。
【オフシーズンの管理】
寒さには弱いポインセチアですが、春になり霜の心配がなくなったら戸外で日光に当てて管理します。
5~6月は植え替え適期。痛んだ下葉は取り除き、苞の部分を切り戻してリフレッシュさせましょう。
ポインセチアというと、何となくシーズン物で終わらせていたりしませんか?
きちんと管理して、また来年もたのしみましょうね!
※繁殖に関する補足
品種登録されている植物は種苗法により、登録者の許可なく営利目的の増殖及び販売することを禁止されています。
詳しくは『品種登録・種苗法』に関するページにてご確認ください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。