ガーデニング・園芸/ガーデニングのテクニック

はじめての寄せ植え

店頭に並ぶ花々を見ているうちに「私もガーデニングを初めてみようかな?」という気分になりませんか?手始めに、手軽でカラーバリエにより様々な表情を楽しめる、寄せ植えに挑戦しましょう!

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

寄せ植えは、様々な花や緑・低木などを組み合わせて鉢に植え込む、ガーデニング初心者にも取り組みやすいものです。
反面、花の組み合わせ・カラーリング・花の生育状況の違いによるバランスの崩れなど、知れば知るほど奥の深いものでもあります。

今回は、あまり難しいことは気にせずに「寄せ植えにトライ!」ということで進めてみましょう。
まず必要なものの準備ですが、植物を植え込む鉢・ゴロ土・培養土・そして肝心の植物を用意しなければなりませんね。
鉢は素材・形とも様々ですが、素材に関しては別の機会に詳しく紹介するとして、今回は好みで選びましょう。
形は丸型の鉢は四方見(どこから見ても花が見える)、長方形は背後に壁があることを前提にした一方見(一箇所から花を見る)ということになりやすいので、置き場所に応じて選んでみましょう。

植え込む植物ですが、今が盛りと店頭に並んでいる花苗から数種類チョイスします。あまり種類を多くすると、ゴチャゴチャした印象になってしまいます。同系色の花2種に白い花をプラスすると上品な感じに仕上がります。
今の時期だと、パンジー・ビオラ・アリッサム・ノースポール・ムルチコレ・デージーなどが手軽で、しかも安価で入手できますね。
花苗のほかに、葉物としてアイビーやツル日々草、白妙菊やシルバーレース、コニファーの幼木などもよく用いられる素材です。

用意する植物の数は鉢の大きさに合わせるわけですが、今回はちょっと密植ぎみにするため、多めに準備します。(一例・10号のボールプランター・コニファー×1・白妙菊×2・パンジー2種×2・アリッサム×2・アイビー×2…)
苗が小さい場合は、その分だけ数を用意しなくてはなりません。
一般的には、植物が成長していくことを考えて、隙間をあけて植え込んだほうが良いとされています。ですが、今回は作業に慣れることと、仕上がりのキレイさにポイントを置いて、あえて密植です。

植物の用意が出来たら、いよいよ植え込みです。鉢にゴロ土を敷き、買ってきた植物をビニールポットのまま鉢に入れ、少し離れて四方から配置の確認をします。
配置が決まったら用土を鉢に入れ、ビニールポットから苗を取り出し軽く根鉢を崩して植え込んでいきます。このとき、仕上がりの土の表面がデコボコしないように、用土で調節して植えていきます。鉢土を菜箸などでつついて、植物の根と土がしっかりつくようにします。花に水かかからないように注意して、しっかり水遣りをすれば完成です。

その後の管理は、毎日の花殻摘みと、週に一回ほど水遣り代わりに液肥を与えます。一年草は花期が長いので、管理を怠らなければ次から次へと花をつけてくれます。(但し、花殻を摘まずに種をつけてしまうと「子孫を残す」という本来の役目を終えたと感じて、一生を閉じてしまうことも…。)

花の種類・カラーなどを工夫して、オリジナルな一鉢を作ってみて下さい。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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