収納

家具が多くても、すっきり部屋に変身!(2ページ目)

片づくはずの部屋が、家具のせいでかえって雑然とした印象になることがよくあります。モノがしまえても、部屋の居心地が悪くなったら逆効果。ありがちな失敗を成功に転じるとっておきの方法をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

並べる順番がミソ

それぞれ高さの違う3つの家具をすっきりとみせるのは、難問中の難問です。
これらを1列に並べる際には、背の高い物順に並べるというのが直ぐに思いつく方法なのですが、このやり方ではかえって高さの違いが強調されてしまいます。

そこで、あえて思いきった方法で解決します。
それは、3つの家具のうち一番低い家具を中央に置いて、両サイドに背の高い家具を置くというやり方です。
この際に気をつけたいことは、最も背の高い家具を部屋の入口から遠い場所に置くこと。部屋の扉をあけて直ぐ目に入る位置に、視界をふさぐような家具はおかない方が無難です。

それにしても、このままでは中央がくぼんでいるため凸凹感は解消できません。
そこでさらにもう一つ手を加えます。


家具同士を布でつなぐ

掛ける布はヒダを寄せずにフラットにするのがコツ!布を留めるのは安全ピンでもOK。棒に布を掛けて裏側をピンで留めるだけ。
高さの違う3つの家具を一体にみせるコツは、布使いです。

ここで用意するのは、突っ張り棒と布、そして布を吊すためのクリップで、そのやり方はいたって簡単。
両サイドの家具の間に突っ張り棒をセットして、そこに布を吊すだけです。
とっても簡単なやり方ですが、布の裏側に背の低い家具を隠して、さらに布で左右の家具をつなぐことによって一体感が生まれます。

このケースでのポイントを整理すると以下の2点です。

・布の選び方
今回のケースは家具の色が木目カラーとホワイトなので、どちらかの色に合った布を選びます。その際に内装の色にも着目。壁がホワイト、床がライトグレイなので、布はホワイトで透け感のあるレース生地を選んで、部屋全体に清潔感がでるようにしています。
秋冬には、木目カラーと同系色の布に掛け替えてもいいでしょう。
個性的な部屋づくりを目指すなら、好きな色や柄の布使いに挑戦してみてください。

・違う高さのうめ方
3つの家具のうち中間の高さの家具上に物を置きます。その際に、最も背の高い家具の高さと色に合わせるのがミソです。
このケースの場合は、淡い茶系の鉢カバーで覆った観葉植物を白い家具の上に置いています。こうすると、色と高さで左右の家具のつながりができて一体感が高まります。

簡単なのに部屋のすっきり感倍増、イメージアップに効果がありますので、お困りの方は是非お試しください。
さらに、これから家具選びをする際には、色、サイズを揃えるように気をつけて、今回のようなテクニックを使わなくてもすむように心掛けましょう。

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