収納

「もてる・みえる・たためる」子どもの収納(2ページ目)

子どもの持ち物は、成長と共に変化します。そして、やがて自分の物を自分で管理しながら自立心が養われていきます。そのお手伝いは子どもの目線から収納グッズを選ぶことです。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

おおまかな分類で

入れ物を決めたら、その中に入れる物をグループ化して収めます。グループ化して仕舞うといっても、一つの入れ物に一つのグループにすること。入れ物の中に仕切りを入れて仕分けると、折角のお片づけ作業が難しいものなります。ですから、この入れ物には絵本、こちらには人形、あちらはブロックといった具合。親子で一緒に、どれとどれが仲間になるのか話をしながらグループを作る作業をしてあげると、物事の考え方を整理する学習にもなります。


オープンな棚使い

パジャマや寝具、タオルなど頻繁に使うものも収納。上の画像の入れ物はMサイズ。こちらはLサイズ。奥行き35センチの棚ならM,Lどちらも収まります。参考商品:WORTHY WORK PLUS キャリーボックス
こうした多様性のある入れ物を使うためには、これを収める棚も流動的な使い方をしたいものです。

市販されている組立式のオープン棚を用意して、その棚に入れ物を並べるだけの単純な収納スタイルなら、子どもの成長段階に応じて、徐々に親の手数を少なくしていくことができます。扉のついていない棚であれば、扉の開閉がないぶんだけ片付け作業の工程を一つ省略。子どもでも長く続くはずです。

オープンな棚の良い点がもう一つ。
それは、子どもが就学して本や教科書、プリント類が増えたあとには、本棚やカバンを置くための学習目的へと用途を転換することができます。棚の種類によっては、パーツを加えて衣類掛けとしても応用可能。
組立式なので、いったん解体して他の部屋で違う目的で使うこともできるのです。ですから、オープン棚を選ぶ際には、シンプルで使い回しのできるサイズと素材を選びます。サイズ展開や在庫が安定しているのは無印良品。まず手始めにこの商品を研究してから、その他の通販商品や家具店、ホームセンターで販売されている棚を検討してみると良いでしょう。

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