収納

できる男は服のリストラが上手い

服のコーディネートに悩むのは男性も同様。そして近頃マンネリ気味かな。もうちょっとウエイトをしぼれば着られるかな。なんて感じたときには即断即決の行動力で。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


読者の方から頂いた、服のリストラ記事の男性バージョンも、という要望に応えてまとめたものです。衣替えのタイミングを捉えて、服のリストラを一気にかけてしまいましょう。いつか時間ができたら少しずつなんて言わずに、今週末がそのチャンス。


ジャケットとスーツは意志をもって

オンシーズン用のスーツは、必要最小限数にしてシーズン内で着倒すつもりで。
スーツの場合、上着よりも先にパンツがヘタりやすいもの。そのヘタったパンツのままスーツとして着用し続けていると、それを着ている本人までくたびれて見えてしまうからビジネス面ではマイナス。それならばと新しいパンツを買って合わせようとしたところで、上着とパンツとのバランスをとるのが難しいのがスーツなのです。
スーツは所詮スーツ。結局は活かしきれない上着とくたびれたパンツ共々タンスの場所ふさぎになる始末。
そういうシナリオが見えているから、未練があっても片割れになってしまったスーツはリストラしましょう。イヤ、それでもまだ着られる時が....なんて思っているうちに数年が過ぎて、スタイルまで古くさくなってしまうのがオチなので処分は潔く。

まだまだ活用できそうなジャケットであっても、スタイルの点でイマドキ感があるかどうかを点検。以下の3点を目安に消去法でリストラしましょう。

・ガッチリと肩の張った型パット
・大袈裟な印象のある襟の形、大きさ
・シルエットがボックス型

まだ着られるのに勿体ないと思う気持ちよりも、服装で自分のイメージを損ねてしまう方が勿体ないという考え方に切り替えてスパっと処分してください。


パンツはスタイル重視

タックがたっぷりととられたパンツは、ダブつきが野暮ったくなるからお払い箱。
パンツは物理的な問題が見えたときこそリストラです。
その物理的という意味は、
・サイズが合わなくなった
・膝がでてしまった
・生地がへたってきた
・汗じみができてしまった
といったようにわかりやすい状況のこと。

ところが、それでもリストラできない人も多いことでしょう。夏物で薄い素材の物ならわかりやすいのですが、厚手の生地のパンツは未だ着用できる気がして見切るには惜しいと思ってしまいがち。

そこで別の視点からパンツをチェック。その視点とは、ずばりイマのスタイルなのか?ということです。
近頃のパンツは
・深すぎない股上
・太股のわたり幅はゆるすぎず
・裾幅はやや細め
・丈は靴の上でだぶつきすぎない

何よりもパンツは全身のバランスを決める上で重要なアイテムです。どうもあか抜けない着こなしだな?なんて思うことがあるなら、それはリストラ・パンツのせいかもしれません。

次はシャツやネクタイです。
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