こころの近さは、住む距離にも影響する? |
とはいえ、誰もがこんな近い距離に住めるわけでもありません。電話してすぐ会える距離ならまだしも、さまざまな状況から遠距離恋愛となる場合もあるもの。そんな中、遠距離恋愛7年目にしてゴールイン、めでたく新生活を送られているKさんに、遠距離恋愛と近距離恋愛の違い、戸惑いなどをお伺いしました。
知り合ったときから遠距離恋愛が決定づけられていた
遠距離恋愛となったきっかけに、卒業や転勤・転職、家庭の事情をあげる人が多いでしょう。ただ、もともと遠くで暮らしていたもの同士の出会いは、知り合った時から遠距離恋愛が決定づけられるもの。生まれてから30年足らずの間、東京を離れたことのないというKさんもその一人。学生時代のリゾート地でのアルバイトをきっかけに、関西在住の男性と知り合い意気投合、その後恋愛へと発展しました。Kさんが住んでいる場所は東京。東京と相手の男性が住む京都では、約500キロもの道のり。この差をうめるにはさぞ大変だったのかと思いきや、ゴールインまでは意外に自然にまかせた7年間だったようです。
会う頻度は?
バスでのんびりと目的地に。 |
はじめから遠距離恋愛で頻繁に会うことがなかったため、それぞれが充実した一人の時間をも送っていたよう。恋愛のために何かを犠牲に、という感じはありません。
交通費への負担は?
遠距離は時間の調整も大変ですが、やはり負担になるのは交通費かもしれません。新幹線なら東京と京都にかかる交通費は往復2万円以上。「ただ、私たちは交互に行き来していたので、私の負担はふた月に一度京都に行く交通費。さほど負担は感じませんでした」。たまに、往復数千円ですむ深夜バスを使ったり、JRの普通列車が乗り放題になる青春18きっぷを使ったりといろんな工夫を楽しんでいたそうです。「時には途中駅である静岡や、縁もない中国地方で会ったりしたことも。遠距離恋愛ならではの醍醐味もありました!」とKさんは、つけ加えます。
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