引越しは手間をかけずに…
夢いっぱいの新生活!引越しは手早く片付けたいけど…… |
首都圏にある3DKの社宅に夫婦と子供の3人暮らしのAさん。ご主人の異動で急きょ500kmも離れた地方都市に引越しが決まりました。しかしAさんは、結婚してから15年、以来まったく引越しを経験していません。引越しが急に決まったことや小さい子供がいることなどの理由から、迷わず"すべておまかせ型の引越しサービス"を選ぶことにしました。
早速会社が契約している引越し業者がAさん宅にあらわれました。見積りの方はAさんの部屋をざっとみまわして言います。「これくらいなら朝一番に来て梱包を始めて、お昼ごろにはトラックへ運び出せるでしょう!」
前日に準備しなくて大丈夫なの?と不安がよぎったAさんでしたが、「おまかせサービスってやっぱりプロ!梱包もきっと早いのね!」と逆に感心したようです。
梱包にかかる時間
当日朝9時からおまかせサービスの作業員4名が次々にあらわれました。リーダー格の女性1人とアルバイト風の女性3名です。お互い全く面識もない様子で簡単な打合せをした後、さっさと作業にかかり始めました。われ物の梱包は慎重にしたいもの |
ところがリーダー格の女性以外はすべて素人らしく、作業がはかどりません。トラックの到着予定である昼過ぎになってもキッチン、リビングの用品は全く梱包されていませんでした。見かねたAさんは自らも食器類、台所用品の梱包することにしました。そしてようやく全部の梱包が終わったのが夕方の6時、そしてトラックに荷物をすべて積み終えたのが夜の9時。
「打ち合わせの段階では昼から荷物を積み込み、終了予定時間は午後3時ごろだったんです。もうとにかく疲れちゃって早く終わってよ!と叫びたくなりました。今考えたら、前の家は押入れや収納スペースが結構広いんですね。その中にぎゅうぎゅう荷物が詰め込んであったんですけど、見積りの方は中までは見られなかったんです。こんなことなら無理やりでも確認してもらえばよかったです。」
積み忘れ発生!
近くのトランクルームにも荷物を預けていたAさん。打ち合わせの時、こちらの荷物も積んでいってほしい、との指示を出しました。当日作業のリーダーには伝えたのですが、果たして荷物はトランクルームに残ったままでした。「ショックでした。あとで宅配便をたのんで荷物は運んでもらったんですが、もっとしつこく他の作業員にも言えばよかったです。」トラックが近くに止められなかった!
思ってもいなかったアクシデント |
しかし1時間、2時間たっても小型トラックの姿が見えません。ようやく午後3時に小型トラックの第一便がやってきました。「その3時間もの間、全く何の連絡もくれなかったんです。ひと言状況を説明してくれれば、じっと家で待たずに他のことをしていたのに……。」
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