食中毒を防ぐための7つの注意点
細菌を防ぐための基本中の基本が手洗い。「疲れているな…」など、体調が悪いときには特に心がけるようにしましょう。 |
人間の手には多くの雑菌がついています。それが食材について、食中毒の原因となることがありますので、料理の前には必ず手洗いを。また、生ものを触ったあとも、手洗いをしてから次の調理へ移るようにしましょう。
その2 調理器具は清潔に
生の肉や魚には食中毒を引き起こす原因となる細菌が多くついています。それらを切ったあとのまな板はしっかりと洗い、できれば熱湯などで消毒しておくと安心です。また、野菜と生ものを切るまな板を分けたり、先に野菜を切ってから生ものを切ることを心がけると、より効果的です。
その3 買ってきた食材はすぐに冷蔵庫へ
25℃を超える夏の暑さは、細菌にとって最適な環境です。食材を買ってきたら、できるだけ早く冷蔵庫へしまいましょう。10℃以下になると、細菌が増えにくくなります。冷蔵庫には食品を詰めすぎると、冷えにくくなりますので、スペースに余裕を持たせて。
その4 夏場の買い置きは控えめに
忙しいときには買い置きをしておくと便利ですが、いくら冷蔵庫に入れていても、夏は食品の鮮度が落ちやすくなるので、控えめにして。余ってしまいそうなものは、早めに冷凍保存してしまうのもおすすめです。
感染力の強いといわれるノロウィルスも85℃で1分以上の加熱をすれば死滅します。夏場はしっかりと火の通る料理がおすすめ。 |
多くの食中毒を引き起こす細菌は、加熱することで殺菌できます。火が通りやすいように薄く切ったり、時間をかけて蒸し焼きにしたりするなど、中までしっかりと火が通るように調理しましょう。また、この時期、さっぱりとお刺身など食べたくなるかもしれませんが、生ものは控えておいた方が安心です。
その6 できるだけ食べ残しはしない
一人分の料理では難しいことですが、できるだけ、そのときに食べきる量を作り、食べ残しを減らしましょう。残ってしまったものを取っておくときは冷蔵庫に必ずしまい、もう一度加熱してから食べるようにしましょう。
その7 味やにおい、見た目ではわかりません
食べ物が悪くなっているかどうかをにおいを嗅いだり、少し食べてみて確認することがありますが、細菌が繁殖しているかどうかはにおいや味、見た目だけではわかりません。モッタイナイと思うかもしれませんが、「あやしいな」と思ったものは食べないで処分しましょう。
「見た目も変わってないし、ニオイもないし、まだ食べられる!」と言っては、ちょっと危険な食べ物を食べた経験が何度もある私。幸いなことに、今まで大きな被害にあったことはありませんが、そんなロシアンルーレットな気分で食べても決して美味しくないんですよね…。
一人暮らしの食事では買いだめ・作り置きが基本ですが、この猛烈な暑さが過ぎるまでは、食べきる分だけ用意したり、まめに冷凍保存をしたりするよう心がけてください。残ったものを食べるときは、しっかり加熱しなおすと安心です。
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