箱&籠&布で簡単・見せない収納
我が家は、あちらこちらで籠を使用中。とりあえず籠に入っているだけで、なんとなく片付いていて、オシャレに見えるのが便利なのです。(上)読みかけの雑誌や通販カタログなどを放り込んでおくもの。(中)大好きなコーヒーグッズはひとまとめにしいるもの。(下)収納に片付けきらなかった食料品を、スペースが空くまで入れていくもの。 |
インテリア雑誌などで「見せる収納を上手に使って…」というフレーズをよく見かけます。「見せたままで収納できるなら、片付けも簡単そう…」と片付け下手の人ほど反応してしまうのですが、実はこれが難しい。例えば、雑誌や本をディスプレイしながら収納できる棚。でも、オシャレに見えるその棚には外国の雑誌や絵本が並んでいたりします。つまり、普段使う日常品が並んでいるわけではないということ。当たり前の日常品を素敵に見せるなんて、よほど品物をパッケージから吟味して選ぶか、普通のものすら特別に見えるほどキチンと並べるか…。そうでないと、生活くささは消せません。
というわけで、片付け下手な人やセンスに自信がない人は『見せない収納』。細々したものや、すぐに片付けるのが面倒なものは、ちょっと見栄えのいい箱や籠に放り込みましょう。とりあえず箱や籠にさえ入っていれば、不思議と片付いているように見えます。箱や籠は安いものでもOK。ただし、色やテイストを揃えるのがおすすめ。センスに自信がなければ、無地の方がうまくまとまりやすくなります。
それでも隠しきれないものはファブリックで覆ってしまうのも手。パソコンや家電など無機質でインテリアから浮きやすいものも、布一枚かけるだけで印象がぐっと変わりますよ。
脱・生活臭。目指せ、いい匂いのする部屋
お気に入りの香りのする部屋は、お客さまを迎えるときはもちろん、自分も心地よく過ごすことができます。好みの方法や香りを探してみて。
一人暮らしの部屋では部屋とキッチンやバスルームが密接していることが多いため、いろんなニオイが混ざってしまいがちですが、特に注意したいのが、煙草を吸う人。換気や消臭に気をつけているつもりでも、布団やカーテンなどの布はニオイを吸いやすいもの。煙草を吸わない人からすると、「なんだか煙草くさいなぁ…」と感じたり、中にはそのニオイで気分を悪くしてしまうこともあります。煙草を吸わない恋人を部屋に招きたいなら、日頃から換気扇の下やベランダで吸うように心がけて。室内で頻繁に吸っていると、その部屋を退去するときの敷金にも響いてきますよ。
また、憧れるのが、入った瞬間に良い香りがふんわりと漂ってくる部屋。お香やエッセンシャルオイル、アロマキャンドル、芳香スプレーなど、香りを楽しむものはいろいろありますが、個人的にはリネンウォーターがおすすめです。ガイド記事『ドキッとさせるルームフレグランスのヒント』で詳しくご紹介していますが、ほのかに香って不自然にならないのがいいところ。日頃から洗濯のすすぎのときに使っていると、タオルやシーツ、洋服などから良い香りが立ち、部屋全体に広がります。
ただし、香りを使うときに注意したいのが、香らせすぎないこと。強すぎる香りはどんな良い香りでも人を不快にさせます。また、使う香りを一種類決めたら、それだけを使うこと。あれこれ使うと、香りが混ざって、不快の原因となってしまいます。
次のページでは、部屋の照明でセンスアップすると同時に、二人の親密度を高める一工夫です。さらに、生活感を大事にしたい場所も>>次のページへ