さっぱりと口当たりのいい酢の物は、食欲の落ちる暑い夏にぴったりの一品。さっと作れるので、ひとりご飯におすすめです。 |
今回は、酢の物の作り方。酢の物というくらいだからお酢を使えばいいということは誰もがわかるとは思いますが、残念ながら、お酢だけではあの味にはなりません。「二杯酢」「三杯酢」の分量など、基本の酢の物の種類と作り方をご紹介します。
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■ 和えるだけの酢の物で、手軽にもう一品!
■ 夏こそお酢で食欲と元気を取り戻そう
■ 基本の酢の物 バリエーションと使い方
和えるだけの酢の物で、手軽にもう一品!
きゅうりやナスなどの夏野菜は、酢の物に合います。野菜不足解消にも。 |
忙しい一人暮らし、ちゃんと自炊をするだけでも素晴らしいことなのですが、どうしても炭水化物やたんぱく質が中心になって、栄養バランスが偏りやすくなります。健康のためには、できれば一汁三菜。それが難しいなら、もう一品、野菜を中心とした付け合せがあるのがベストです。
そんなとき、おすすめなのが酢の物。作ったことがない人には難しいイメージもあるようですが、そんなこと、全くありません。だって、合わせ酢を作って、食材に和えるだけ。もし冷蔵庫にキュウリとわかめがあれば、合わせ酢を混ぜ、野菜をさっと刻んで、そこに和えれば、火を使わなくても、それだけでもう一品できてしまうんです。
合わせ酢の作り方は次のページで詳しくお届けしますが、自分の好みで調味料をプラスして、洋風や中華風の合わせ酢を作ることもできます。実は、手軽でバリエーションも豊かな酢の物、一人暮らしにぴったりの料理と言えるかもしれません。
夏こそお酢で食欲と元気を取り戻そう
食欲増進効果の高いお酢は、夏バテの予防に効果あり。元気のないときほど、きちんと食べることを心がけて。 |
ただ、酢酸の効果は、酢の物で摂るくらいではあまり量がありませんので、効果は少なめ。でも、お酢の酸味や匂いは食欲を増進させ、消化吸収をよくさせるため、食欲を増進させるのに効果的。食欲が湧くことで、食べられずにパワーダウンした夏バテの身体にも元気を湧かせてくれます。
暑くて何も口にしたくないときでも、さっぱりと酸味の効いた酢の物なら食べられそうだと思うはず。ぜひ、夏の食卓に取り入れてみてください。
次のページでは、三杯酢・甘酢など、一人分に便利な酢の物の分量を紹介します。具体的な料理への使い方も。>>次のページへ