集合住宅では防ぎようがない!?
屋外とつながるエアコンのパイプなどからも入り込む可能性があります。気になる隙間には、ネットをかけるなどして対策を。 |
アパートやマンションなどの集合住宅では、他の部屋と配管がつながっていることがほとんどです。いくら自分が一生懸命部屋をキレイにし、ゴキブリの対策を取ったとしても、どこか一軒でゴキブリが発生した時点で、配管や天井裏、床下などを伝って、出現してしまう可能性が大。これはどうしようもないことです。
住んでしまってからではなかなか難しいですが、ゴキブリが苦手だというのなら、最初からできる限り出現する可能性の低い物件を選ぶことが大切です。これですべて防げるわけではありませんが、「飲食店が同じ建物や周囲にないこと」「築年数が新しいこと」「ゴミ捨て場など、共有部が散らかっていないこと」「湿気が少ないこと」などに気をつけて、部屋選びをすることをおすすめします。
日頃からできるゴキブリ対策の基礎
料理で出た生ゴミはゴキブリの大好物。調理後はビニール袋に入れ、きっちりと口を縛っておくなど、出しっぱなしにしないように。 |
●とにかく清潔に
何でも食べるゴキブリ。落ちている食べこぼしや残飯、水周りに残したままの生ゴミなどは大好物です。残った食べ物をテーブルの上に置いたまま、寝てしまうなんていうのは絶対に止めた方がいいですよ。夜の間にその上をゴキブリが走り回り、再びそれを口にするなんて恐ろしいことも! また、湿気の多い環境も好むので、キッチンやバスルームなどの水周りはよく水気をぬぐっておくのがおすすめです。
対策としては当たり前のことかもしれませんが、こまめな清掃を心がけ、ゴキブリの餌になりそうなものを残しておかないのがポイント。清潔を心がけることで、ゴキブリにとって居心地のよくない環境を作りましょう。
●侵入経路を塞げ
前の項目で、集合住宅では他の部屋で発生すると排水溝などを伝って入ってくると言いました。つまり、その経路を塞げば、外からの侵入の危険は減らすことができます。 排水管にはネットや蓋をかぶせる。換気扇や玄関についたポストにもフィルターをかけたり、網を張ったりするといいでしょう。また、ドアや窓などがきっちり閉まっているかも確認し、もし隙間ができるようなら、テープなどで塞ぐこと。それから、天井や壁、床などに穴がないかもよくチェックしてみましょう。 また、ドアや窓を開けっぱなしは禁物です。ちなみに、ゴキブリは飛んでくることもありますので、高層階でも注意しましょう。
ゴキブリ対策をするなら、早い時期からがおすすめ。罠を仕掛けるのは、通り道になりそうな暗くて、狭いスペースを狙ってください。 |
今、ゴキブリの姿を目撃していなくても、今後も絶対に見たくないというのなら、今から罠はしかけておくのが得策です。ゴキブリホイホイに代表される粘着シートや、コンバットに代表される置き型の駆除剤、また自分で作れるホウ酸団子などをしかけておきましょう。(ホウ酸団子の作り方は、All About[節約・やりくり] 節約流害虫駆除! 不快なゴキブリをやっつけろ! をご覧ください)
設置するのは、ゴキブリの好む場所や通り道。壁沿いや細い隙間を歩き回りますので、部屋の角や壁際、水気の多くなりがちな水道付近や、餌になるゴミ箱の近くなども効果的です。
ただし、効果が切れた駆除剤をそのまま置いておくと、それが反対にゴキブリの餌になってしまうことも。有効期限をきちんと守り、こまめに交換することが大切です。
次のページでは、突然現れたゴキブリを一撃必殺でやっつける身近なグッズを紹介します。また、生き延びさせないための注意点も。>>次のページへ