そこらのグラスや食器で、一輪から始める
花を飾るとき、何か特別な道具を用意する必要はありません。好きなお花を一輪と、あとは家にあるグラスや食器でOK。ぽーんと放り込めば、ほら、こんな感じ。これだけでもテーブルの上がぱっと華やかになります。背の高いシャンパングラスに、ガーベラ一輪。これだけでテーブルの上がぱっと華やかに。 |
でも、実は、一輪の花を飾るのは意外と難しい。花器に対して、バランスが悪いと、せっかくのお花の美しさが生きません。花器の大きさや茎の長さ、活け方など、いろいろと試してみましょう。
また、花を飾る場所は、必ず毎日、目に入る場所にすること。様子が目に入れば、水を入れ替えたり、新しい花を買ってきたりするようになります。「部屋の隅で、いつの間にか枯れていた…」なんてことのないように。
花とのバランスがとりやすい一輪挿しの花瓶。使い勝手がいいものをひとつ探してみるのもおすすめ。
思い切って茎を短く切ってしまって、お皿に浮かべると、水の流れにゆらゆら揺れて楽しい。
平たい食器には、わざと寝かして飾ってもオシャレ。茎が浮かんでしまうときは、重しになるものを乗せて。鳩の形の箸置きを使っています。
これ、花束のようですが、実は一本の花でした。一輪じゃ物足りないというときは、スプレーの花を切り分けると、お手ごろ価格でゴージャスに。
暑い季節や面倒がり屋さんには、グリーンもおすすめ
しばらくは寒い季節が続くので、花も長持ちしますが、暑い季節はどんなに毎日水を替えても、花の種類や状態、気温によって、早ければほんの一日で弱ってしまいます。また、「たとえ一輪でも自信がない」という人もいるかもしれません。そういうときにおすすめなのがグリーン。普段は花の脇役になりがちですが、比較的暑さに強く、水の入れ替えが少なくても長持ちしやすいものが多いです。また一人暮らしに嬉しいのは、花よりも値段が安いものが多いということ。葉っぱものも飾ってみるも、意外と可愛いことに気がつくはず。
道端の雑草なども丈夫です。可愛い花が咲くこともありますので、ちょっと摘んで、テーブルに活けてみてはいかがでしょう。ただし、当たり前のことですが、他人の敷地のものやきちんと植えられている植物は取らないようにしてください。
グラスにグリーンをポンと挿しただけ。これだけでもテーブルの上が色づきます。
公園で摘んできた雑草の花。道にあるときは気づかなくても、こうして飾るとイッチョマエ!? 蕎麦ちょこに生けました。
緩んでしまった生活を一度に変えようとしても、それはなかなか続かないもの。小さなことから、ちょっとずつ。「毎日が楽しいな」と思えるようなきっかけ作りのお手伝いになれば、嬉しいです。
== 関連サイト ==
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