対談:“気持ちのいい暮らし”って、どんな暮らし?
ひらいさんは、最近、古い平屋の日本家屋に引越を。自ら漆喰を壁に塗るなど、家作りを楽しんでいる真っ最中だそうです。 |
ひらいさん、一人暮らしで楽しかったのはどんなことですか?
ひらい:
友達を呼ぶのが好きでした。部屋をきれいにして、料理を作って、部屋を飾り付けて、今までやってきた家事の実践にもなりつつも、一人暮らしだからそこまで高い水準も求められないし。これって一人暮らしの醍醐味ですよね。河野さんはどうですか?
ガイド:
私は料理ですね。家にある食材や調味料をいろいろと工夫して、今までにないメニューを考えるんですよ。失敗しても自分で食べちゃうんだから、誰にも迷惑かけないですしね。すごく美味しいものができると、「私って天才!」とか思っちゃったりして(笑)。
ひらい:
あ、それ、私も同じ(笑)。「天才ー」って。
ガイド:
嫌なことがあっても、キッチンに立つと忘れちゃう。料理の最中って野菜を刻んだり、次の手順を考えたり、他のことを考える暇がなくなるんです。できあがったものが美味しければ、それこそ「ま、いいか」って(笑)。
ひらい:
そういう気分転換の術が、一人暮らしには必要ですよね。家族と一緒なら、家に帰ってきて誰かと話すだけで気分が晴れることもあるけれど、一人だとどこまでも落ちてしまうから。それに、美味しいものって一口食べただけで、ぱっと明るい気持ちになれるすごい力がありますよね。
ガイド:
最近は食そのものの大切さも考えるようになりました。一人暮らしだと外食中心というだけでなく、偏った食事をしている人も多いんです。毎日三食ファーストフードやコンビニ弁当とか。確かに美味しいし、忙しい人には手軽に食べられて便利だとは思うんですけど…。本の中でも料理や食のページが特に多いんですが、少しでも食に興味を持って、ご飯を楽しんでくれる人が増えるように願いも込めています。
ひらい:
手軽な料理が多いから、私も参考にさせていただいています。食材や料理などはイラストを描いていても、すごく楽しかったですよ。
ガイド:
ひらいさんのイラストは、暮らしを大事にする想いがすごく伝わってくるような気がします。
ひらい:
イラストを描くときは身の回りからネタを探してきて、あとは私の夢をぎゅっと詰め込んでいますので、そう言っていただけると、すごく嬉しいですね!
弾けるような笑顔が素敵なひらいみもさん。身の回りのモノに暖かく優しい気持ちを注ぐ暮らしぶりと、だからこそ描けるイラスト、そしてその魅力は、ぜひ『もっと!気持ちのいい暮らし』をお手にとってご確認ください。
ガイドが運営する一人暮らし応援サイト『えんじょい ひとりぐらし』では、出版を記念して書籍のプレゼント企画も行っています(応募は、2007年7月25日まで)。ご希望の方は、こちらまでお越しください。
この本と同じシリーズで同時に発売された『はじめよう!和のある暮らし』は、暮らしの歳時記ガイドである三浦康子さんの監修です。季節に彩られた“素敵のタネ”が見つかる一冊です。『もっと!気持ちのいい暮らし』と併せてご覧ください。