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| ていねいでシンプル、季節感を大事にしながら暮らす女性のサイトをご紹介します。 |
ちなみに、平九郎さんはお名前が男性のようですが、女性です。私自身、以前からこのサイトの大ファン。一人暮らしのお手本として見習いたいところが多くあると思い、今回ピックアップすることにしました。サイト運営の楽しみや、一人暮らしの楽しみ方などをインタビューしました。
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■ きっかけは、「誰かに見せびらかしたかったから」
■ 季節と食と器へのこだわり
■ ハマっているのは「ごっこ遊び」！？
きっかけは、「誰かに見せびらかしたかったから」
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| 古い和室に味わいのある家具や雑貨を揃えたインテリア。詳しくは『和と季節のある部屋に暮らす』でも紹介しています。 |
サイトを始めたきっかけを教えてください。
平九郎：
簡単に言えば、自己満足ですね（笑）。家族と一緒に住んでいた頃、デジカメのないときから部屋や雑貨などの写真を撮ってアルバムに張っていたんですよ。パソコンを買ってからは写真に文章をつけて、雑誌のようなものを作ってみたり。でも、せっかくならこれを誰かに見せびらかしたいと思うようになって、サイトを作ることに辿りついたんです。
ガイド：
実際にサイトを始めると、それまでと違って、いろんな人から見られることになったと思うんですが、何か変化はありましたか。
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| 毎月公開されている家計簿のページ。しっかりと切り詰めているけれども、無理をしているわけではありません。これから一人暮らしを始める人にとって励みになります。 |
役に立つことを書こうと思って始めたわけではないんですが、私が一人暮らしを始めるとき、他の人のサイトがとても参考になったので、自分の体験でも貴重な情報になるのかなと思うようになりました。
最初は部屋の写真だけだったんですが、次第に自分の暮らしのいろんな記録を載せるようになりました。家計簿も公開しているんですが、毎月の支出は大体15万円くらい。これを見た方から「それくらいのお金で生活できるなら、自分も一人暮らしが始められるかも」というメールが届いて、嬉しかったことがあります。
ガイド：
2003年10月オープンから、約4年半。長く続けていますし、またまめに更新もされていますが、これまでサイトを運営してきて大変なことはありましたか。
平九郎：
インターネットは公共の場なので、それなりに言葉を選んで書いていると、すごく時間がかかってしまうことがあるんですよ。ふと気がついたら、2～3時間も経ってしまっていたり。義務感でやっているわけではないんですが、ちょっと大変かなと思うときはあります。
でも、好きでやっていることですし、脳ミソのトレーニングにもなっていいかな（笑）。これからも続けていきたいと思っています。
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| 去年の今頃、悪戦苦闘したという梅干。サイトの読者のアドバイスを受けながら、無事に完成したそうです。 |
反対に、サイトをやっていてよかったと思うことはありますか。
平九郎：
サイトを見てくださっている方からメッセージをいただいたときは、すごく嬉しいです。
例えば、「おからの料理を大量に作ってしまい、困っている」と書いたら、「余ったもので、こんなものを作ってみたら」なんてアドバイスをもらったり、去年初めて梅干を漬けてみたんですけど、白カビが発生してしまったときにもカビの防止法を教えてくださる方がいたり。「教えてほしい」と書いたわけではないのに教えてくれて、親切な人もいるんだなぁと、しみじみ思いました。
今では、自分のサイトを通じていろいろ教えていただいたり、同じ物事に共感し合えたり、また落ち込んでいる時は励ましていただいたりすることが、心の大きな支えになっている気がします。現実の生活の中ではあまり共感できる人がいないのに、本当に不思議ですよね(笑)。
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