万が一、ストーカー被害に遭ってしまったら
ストーカー被害に遭ったら、自分一人で抱え込まないで、家族や友達などに話しておきましょう。 |
● 自分だけで解決しようとしない
疑わしいことがあったときは、まず家族、友人や知人などにどのようなことがあったのか、知らせておきます。助けや協力を頼めるだけでなく、万が一警察に届け出るようなことになったときに証人になってもらえます。
また、ストーキングが顔見知りによるものだったり、「これくらいはストーカーと呼ぶほどではないかもしれない」と思って、自分で解決できるかもしれないと思ったとしても、相手に直接かけあおうとしてはいけません。相手の気持ちを理解すれば、最初からストーキングなどしないもの。いくら話し合おうとしても、話は通じず、むしろ行動をエスカレートさせることにもなりかねません。
● 留守番電話、手紙などは証拠として取っておく
ストーカーからの留守番電話や手紙、メモ、プレゼントなどがあった場合、気持ちが悪いからと捨ててしまわずに残しておきましょう。また、物として残されていなくても、つけられていたときの日時や様子を日記として残しておくのも効果的です。
ストーカー規制法ができ、警察もすばやく動いてくれることが多くなっていますが、届け出たときにはっきりとした証拠があった方が確実です。特に面識のない相手からのストーキングの場合は、物的な証拠が全くないと、相手も特定しにくくなります。
いざというときには警察へ。被害がなくとも、相談だけでもしておくと安心です。 |
被害に気づいた時点で、最寄りの警察に相談しましょう。その場でつきまとわれていたり、見張られていたりするようなときは、すぐに110番通報しても構いません。
警察に相談すると、ストーカー規制法に基づき、ストーカーに対し、つきまとい等をやめるように『警告』を与えます。また、警告に従わないときには、都道府県公安委員会が禁止命令を行うことができます。さらに、禁止命令にも従わない場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。
これだけの措置で充分かと言えば、決してそうではないという声もありますが、行動にアドバイスをもらえたり、警察官に頻繁に見回りをしてもらえるなど、配慮があることもあります。面倒だったり、嫌な思いをすることもあるかもしれませんが、こういうときこそ自分の身を守るため、気になることがある都度に警察に相談しておくようにしましょう。
誰かに毎日見張られているような生活ほど、息苦しく恐いものはありません。ストーカーによって命を落とすケースもあります。何か不審なことがあった場合、「まだ大丈夫かもしれない」と思わずに、早めに行動するようにしましょう。
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