部屋の汚れや傷などは家主・不動産会社と一緒にチェック
自分がつけたわけではない汚れや破損は、写真などに収めておくと、あとでトラブルになるのを避けやすくなります。 |
また、できればその部分の写真を撮り、日付を入れ、チェックリストを作っておくと、さらに安心です。納得のいかない請求をされた場合にも、それらを見せることで解決することもありますし、万が一裁判となってしまったときには重要な証拠となります。
部屋の手入れをするのは、借り主の義務です!
借りた部屋をきちんと丁寧に扱い、まめな掃除を心がけるのは、義務であり、マナーです。 |
しかしながら、いくら自然消耗だからといって、部屋を全く掃除しないというのは問題外。賃借人には、「善管注意義務」といって、善良な管理者の注意をもって物件を保全・使用しなければならないという義務もあるのです。退去時にいくら「普通に使っていて、こうなった」と言ったとしても、例えば、キッチン周りが油でべったりとなっている状態や浴室がカビだらけなど、明らかに借り主の清掃・管理が行き届いていない場合では認められないでしょう。
敷金のトラブルについては、貸し主側が一方的に敷金を返還しなかったり、必要以上の請求をしていると受け止めている人も多いようですが、借り主に原因があることもあります。週に一回程度は日常清掃をし、年に一度は普段できない箇所の大掃除をして、部屋をきれいに保つ努力をすることも忘れないようにしてください。
今回は入居前にできる敷金トラブル対策について紹介しましたが、次回は退去時についてお届けします。できる対策を心がけておけば、あとで嫌な思いをすることが少なくなりますよ。
その他の敷金返還に役立つガイド記事は関連サイトで取り上げておきましたので、ぜひ併せてご覧ください。
== 関連サイト ==
All About[よくわかる法律・裁判]敷金を返してもらえない!どうすればいいの?!
退去時に「クリーニング費用」という理由で、部屋の敷金を返してもらえなかった経験はありませんか? さて、どうしたらいいのでしょうか。
All About[家を借りる]敷金トラブルは小額訴訟で解決!
退去するとき、「最初に預けた敷金が思ったほど戻ってこなかった」「修繕費を払えといわれたけど、それって大家さんの負担じゃないの?」。こんなトラブルを解決するのが、「小額訴訟」ですが、その実態は?
All About[家を借りる]敷金はどのくらい戻ってくる?
賃貸といえば、気になることの代表はやはりこれ、と言っても過言ではありません。最初に預けた敷金はいったいどのくらい戻ってくるのでしょうか?
All About[家を借りる]敷金返還の交渉代理人
賃貸トラブルで、常に上位にランクされるのが敷金返還。その敷金返還の交渉代理をする会社が登場しました。
All About[家を借りる]敷金を取り戻すなら、大掃除するべし!
部屋を借りる側には、注意を持って部屋を使う義務があります。敷金を多く取り戻すためには、大掃除も欠かせませんよ。