賃貸住宅を借りるときに支払う敷金。「家賃の2~3ヵ月分」程度が相場ですが、金額にすると数十万円にもなるため、決して安いとは言えません。さて、その最初に預けた敷金は、退去のときどのくらい戻ってくるものだと思っていますか?「敷金ってほとんど戻ってこないんじゃないの?」と半ば諦めている人も多いのではないでしょうか?


●敷金って何?
敷金の意味は、借主の債務(賃料の支払い、原状回復義務など)を担保する目的で貸主が借主から預かる金銭です。

ですから、「敷金」は「礼金」とは違い、「一時的に預けるもの」という性格があります。もちろんそんなことは知っている、という方も多いとは思いますが、一時的に預けるものならば退去するときには戻ってくるお金であって当然です。


●敷金を契約時に払う理由
なぜ最初にお金を預けるのかといえば、借主が家賃を滞納した場合や、夜逃げした場合等、大家さんとしては、金銭的な担保がないと恐くて部屋が貸せません。そんな理由で、敷金は前払いと相場が決まってます。


●敷金はいくら戻ってくる?
では、普通の人は敷金が全額戻ってきているのでしょうか?残念ながら全額戻ってきたという話は、ほとんど聞いたことがありません。

現在首都圏の場合、敷金2ヶ月のうち戻ってくるのは0.5から1ヵ月程度が多いようです。(あくまでガイド加藤の実感値ですが…)敷金交渉会社ネゴシエーターズに聞いたところ、相談事例の大半は、「敷金の10~20%しか戻ってこない」ので納得できないという内容だそうです。返還率や額は「管理会社や家主によってバラバラ」なのが現状です。

そして、最近では敷金の返還に関して動きが見られています。次ページにて詳しく解説してみましょう。