日本三景・天橋立を歩き、眺める
天橋立に並ぶ松。名前がつけられているものもあり、その由来を眺めながら歩くのも楽しい。木陰の散歩は気持ちもすっきりと晴れ渡ります。 |
写真やテレビでは何度も見たことがありますが、やはりその自然の不思議を目の当たりにするのでは、その感動は大きく違います。股のぞきをすると、海と空の境が消え、天に昇る橋のように見えるとか。 |
日本三景のひとつである天橋立は京都府内でありながらも、京都駅から特急で2時間近くかかります。やっぱり日本人たるもの、名勝といわれる場所を実際に目にしておきたいですよね。
幸いなことに梅雨の真っ只中でありながら、その日は見事な晴天。真っ青な空の下、天橋立約3キロメートルをテクテク歩いて渡ってみました。日差しは強いながらも、天橋立の松並木でできる木陰を涼やかな風が通り抜け、のんびりと歩いている分には暑さを感じません。
股のぞきで有名な笠松公園まではリフトで登り、かの絶景をこの目にしかと収めてきました。空と海の境がなくなり、天にかける橋のように見えるという股のぞきは、やってはみたかったものの、さすがに一人では少し照れくさく…。こういうときは、やっぱり一人旅の不便もありますね。
天橋立を満喫したあとは、その周辺のお土産屋さんを覗いたり、名物のあさり丼をいただいたり、立ち寄り湯で一風呂浴びたり、さらに一人旅を存分に楽しんでから、夕方の電車で東京に戻りました。夜遅くの帰宅となったために身体は疲れていたものの、心はすっきりとリフレッシュすることができました。
ひとり暮らしに通じるものがある一人旅行の自由気ままさ
誰に気兼ねすることなく、自分の好きなところへ行き、自分の好きなものを見て、自分の好きなものを食べることができる。一人旅の良さはこんなところにあるのではないか、と私は思います。その自由気ままさは、どこかひとり暮らしに通じるところがあるでしょうか。自分の好きなことだけをして、その上生活のあれこれも一切忘れられる。旅は現実逃避とも言いますが、一人旅こそは究極の現実逃避なのかもしれませんね。
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