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表書きと水引、のしの基本や使い方を解説!

いざとなるとどのようにつかったらいいのか悩むのが表書き、水引、のしの習慣。ルールが複雑でややこしいと思われがちですが基本をおさえていれば大丈夫。表書きと水引、のしの基本や使い方を解説いたします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

執筆者:中山 隆司

表書きと水引、のしの基本や使い方

表書きと水引、のしの基本

表書きと水引、のしの基本

普段の生活でもなじみが深いようで、いざとなるとどのようにつかったらいいのか悩むのが表書き、水引、のしの習慣です。一般的にルールが複雑でややこしいと思われがちですが、基本をおさえていれば、使い方も安心です。
 
<目次>
 

水引きの基本

水引の使う目的は、贈り物やお金包みを結び止めること。また一度きりでよいことには結び切りを使う。つまり繰り返してほしくない事に使います。たとえば結婚、弔事、病気お見舞いなどです。蝶結びはその逆を考えで、何度あっても良い事です。入学、出産などですね。こういう感じで覚えていると、大きな失敗は防げます。
結び切り
蝶結び
 

表書きの意味

昔の人は、人に物を贈る時に、紙を敷いた台に乗せて目録をつけることがしきたりでした。目録には、内容や数量、贈り主の名前などが書かれていました。現代の表書きは、その習慣が簡略化されて残ったものです。

品物は紙に包まれ、目録も省略されて、かわりに表書きで中身が何かを示すようになりました。本来の考え方からすれば、水引上部に品物の名前、下に数量、金額を書くのが正式とされています。

現在では、表書きに金額を書くことに抵抗があるため金額の変わりに姓名を書くことが一般化されています。正式な書き方を知った上で時代にあった書き方を知ることは大事な事ですね。
 

水引の色について

水引の本来の目的は、贈る品物や金包みをしっかり結びとめるという意味があります。また、けがれのないものを贈るという意味もあります。

使われる色は、白、赤、金、銀、黒、黄、などがありますが一色で使用する場合と組み合わせて使用する場合があります。

慶事一般:紅白、金銀、金赤
弔事一般:黒白、黄白、銀のみ、白のみ
※宗派によっては青白を使用する場合もあります。

水引を結ぶ時は、濃い色が右に、薄い色が左にくるように結びます。紅白なら紅が右、白が左。金銀なら金が右銀が左です。

水引の色の使い方は地域によって違いがありますのでその地域の詳しい方に聞くことをお勧めします。
 

のしの基礎知識

祝儀袋やのし紙の右上に紅白の折方がついていますね。これを「のし」といいます。じっくり見た人はあまりいないと思いますが、この「のし」について説明します。

熨斗(のし)は熨斗鮑(のしあわび)の略。鮑を伸ばして用いたことから熨斗鮑と称されました。昔は神事のお供え物として新鮮な魚介類を用いましたが、その中でも特に鮑(あわび)は重要な物でした。しかし、貴重な鮑を常に添えることが出来ません。そこで、代わりに鮑を薄くそいだものを平らに伸ばし添えるようになりました。そして、時代の移り変わりと共に熨斗鮑を和紙に包んだ形を「のし」と称して贈答品に添える風習が根付きました。
紙を折った折りのし
印刷した印刷のし

また、のしはなまぐさものにはつけないことになっています。贈答品が生物(鮮魚・精肉・鰹節など)の場合と、弔事全般、病気見舞い、災害見舞いなどには、のしは付けません。

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