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新しい門出を祝う 開店、開業のお祝い(3ページ目)

サラリーマン生活にピリオドを打ち独立する場合や飲食店などで修行を積み自分のお店を持つ場合など、独立開業するケースも少なくありません。ぜひお祝いをしてあげましょう。

執筆者:中山 隆司

<招待される側>

披露パーティなどの招待状が届いたら出席することがなによりのお祝いになります。開店当日のお手伝いを申し出ることや従業員の飲み物やお弁当などの手配や知り合いの人たちに宣伝してあげる事などもいいことです。

お祝いを贈る

一般的に開店、開業のお祝いには昔から縁起ものを贈る習慣があります。招き猫やダルマ、花輪、名入の鏡や時計などですが取引先や工事などの関係者が贈る場合が多いようです。このような縁起物を贈る場合に、お店の雰囲気に合うかどうかの配慮も必要です。

日常的に使うもの、たとえば花瓶、額、茶器セット、コーヒーセットなどが喜ばれます。親しい間柄であればなにがほしいか聞く事が一番。好みがわからない場合は、備品類は出来るだけさけ、花かごや観葉植物などにしておくほうが無難です。パーティで使うお酒や食事類を持参する方法もあります。

火に関するもの(ライター、灰皿)を贈る事はタブーですので贈らないほうが無難。花の色ですが、火を連想する赤一色にすることを気にされる方もおられます。

また、何かとお金も必要ですので現金でもかまいません。わからない場合は現金が一番です。目上の方でもこの場合は失礼にはなりません。友人知人なら5千円から2万円、親戚なら2万円から3万円ぐらいを目安に。

贈答様式

表書き「祝御開店」「祝御開業」「祝御発展」
紅白の水引、結びは蝶結び、のしつき。
時期はオープン当日かパーティ当日まで。

<ひとこと>

独立開業、開店することは大変なことです。それなりに覚悟を決めなければできない事です。友人知人としてしてあげる事を考えた時に、飲食店などでは、足を運ぶ事でしょう。また、知人にお店を紹介してあげて口コミで広げてあげることが一番です。会社であれば、取引の可能性がある人などを誘ってあげるのもいいでしょう。また、お祝いに欠かせないお酒を贈る場合ですが、一升瓶は箱に入れなくても失礼になりません。おめでたい席では奇数が好まれますが、一升瓶は2本で贈る場合が多いようです。2と言う数字は偶数ですが、ペアーで一対と考えます。



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