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自分のポジションを知る 親戚づきあい(3ページ目)

お付き合いの中でも、親戚とのお付き合いは結構頭を悩ますもの。そもそも親戚とはいったい?親戚づきあいのポイントは?など、お付き合いを上手にこなす第一歩をご紹介します。

執筆者:中山 隆司

親戚関係においての自分のポジションとは?

親戚づきあいにおいて大事なこと、気をつけなくてはならない事とはなんだろうと考えた時に、最初に思い浮かべる事があります。それは親戚づきあいにおいての自分のポジションです。このポジションを認識しないでいると「立場をわきまえていない」「常識がない」などといわれるのがおちです。

ポジションは自分の年齢などで大体わかると思います。筆者の場合は年齢が40歳代で、親、筆者、子供でちょうど中間的な立場にいます。親の立場での順位はきょうだい順、筆者の立場では親のきょうだい順、子供の立場ではその親(筆者)のきょうだい順になります。このことを頭にいれて自分はどのポジションにいるのだろうと考えてみるのもいいと思います。

しかし、このポジションもなかなかむつかしいものです。例えば自分の親が長男で、次男にも同じような年頃の子供がいた場合に、その子供が年下であれば問題ないのですが年上の場合に気を使う場合があります。小さい頃から実の兄のように遊んだかもしれませんし。特にこのような関係ではお互いの理解も必要かもしれません。

正式の場面での順位は確かに必要かとおもいます。特に葬儀の時のお焼香の順番。経験されている方はお分かりだと思いますが、このこの順位こそがまさにあなたの親戚づきあいにおけるポジションなのです。特に地方によってはこの順番はやかましいと聞きます。それほど親戚づきあいにおいて大事な部分なのですね。

現代社会においては、あまりこだわらないほうがいいのかもしれませんが、そうもいかないのが現状です。大事な事は、自分のポジションが上だと思ったら「その時にこそ最大の気配りをすること」が大事だと思います。時代は変化し、お付き合いの仕方も変わってきています。昔のようなこうでなくてはだめ、ではなくその状況に応じて臨機応変に対応できる気持ちよいお付き合いこそが、現代社会にあったお付き合いといえるのではないでしょうか。

<ひとこと>
この記事をお読みになった方で筆者の両親と同じくらいの年代の方にお叱りを受けるかもしれませんが、その世代、時代によってお付き合いのしかたも変化すると思います。このようなことは普段なかなか考える機会はありませんが、この記事を読んだついでに一度、自分のポジション、自分の親の考え方など家族でお話ししてみてはどうでしょうか。


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