説明書を見ながらはずせる部分をはずします |
スチームファン式加湿器の基本のお手入れ
スチームファン式加湿器は、ヒーターで水を加熱し、蒸気に変えて排出します。主なお手入れ箇所には『蒸気の噴出し口』『外気の取り入れ口(吸気口)』『水を入れるタンク』『水を蒸発させる皿』があり、その他に除菌フィルターなど機種オリジナルの付属品があるものも。機種により名称や部品はまちまちですので、必ず説明書を参考にしながら進めます。それでは実際にお手入れをしていきましょう。準備
コンセントは必ず抜いて。着古しシャツの切れ端や歯ブラシ、綿棒も役立ちます。 |
- 電源プラグを抜く。日々のお手入れではついそのままにしてしまいがちですが、故障やケガのもとになるので必ずプラグを抜くこと。
- はずせる箇所を確かめ、とり出す。
ホコリが落ちてもよいよう新聞紙などを敷く。(今回の撮影では新聞紙を敷いていませんが敷いた方がよいです!)
蒸気の噴出し口
この蒸気噴出し口は取り外し可能。吸気口は本体の下側にありました。 |
吸気口
吸気口のお手入れをします。この機種には、本体下側に吸気口があり、とりはずしはできないので、中の部品をはずした後、掃除機(弱)でホコリを吸い取ります。細かいホコリなど汚れがついているようなら綿棒できれいにします。タンクやトレー
タンクのキャップの水の出入り口は水道水の水垢が着いて故障のモト。毎回洗って正解。 |
(*1 水道水に含まれる水垢は、炭酸カルシウムや塩素などがあり、炭酸カルシウムが残って白く固まりがちです。)
素材によっては酸や水に弱いものもあるのでここでも説明書をチェックしておくことが重要です。お手持ちのものがプラスチック素材なら、水で薄めたお酢(またはクエン酸)や薄めた中性洗剤をやわらかい布に浸して固く絞り、汚れを拭き取ります。細かい部分は古歯ブラシを使っても。
水を蒸発させる皿
"蒸気ガイド"と呼ぶ筒と"水垢とりフィルター"の下にある蒸発皿のお手入れが大事。 |
この機種の筒はプラスチック製。水垢が少しこびりついていたので薄めたお酢(または中性洗剤)を布に浸し、固く絞って拭き、仕上げの水拭きをして乾燥させます。水垢にはクエン酸、身近なところではお酢が効くのでデリケートな素材でなければ使えます。
"蒸発皿"はフッ素加工されているものでした。そのため、塩素系、酸性洗剤は使用不可。また傷つきやすい素材のため、金属たわしなど固いものも厳禁です。なので、薄めた中性洗剤を浸して固く絞った布でやさしく拭きます。力いっぱいお掃除できないけれども水垢が一番こびりつきやすい部分なので、ここだけはマメにお手入れを。
さらにこの機種のばあい、蒸発皿の上にフェルト製の"水垢とりフィルター"があったので、流水でやさしく洗って乾燥させました。
再びセット!
はずした部品を順番に取り付けます。これで終了!日々のお手入れは
日々のお手入れも大事です。一番水垢がたまりやすいのは蒸発皿。説明書には「地域によっては3~4日に一度」お手入れをとあります。タンクも毎日すすぎ洗いをして。キャップの部分は特に大事。ここに水垢が固まってしまうと故障の原因になります。その他の部分のお手入れは、月に一度が目安。一日中使っているとかホコリっぽい場所で使っているなど、汚れやすい環境だなと思われる方はコマメにお手入れを!
それでは次ページで
ハイブリッド式加湿器のお手入れについてご紹介します