塩の使い分けの基本・塩がつく料理用語集
塩の使い分けの基本・塩がつく料理用語集
海水の味、にがり(苦汁)の味
塩選びと塩づかいをマスターできればお料理上手!画像は『ゲランドの塩・海の果実』 |
お豆腐づくりセットについているニガリ(苦汁)をなめてみたこと、ありますか?飛び上がるほど苦いですよね。塩化ナトリウム以外で海水に含まれるのはこのニガリ(苦汁)ともいわれる、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラル成分。そのままなめると苦いのですが、これらを多く含む岩塩はまろやかな味に感じます。
使い分けの基本
塩にはたくさん種類があるのはご存知ですよね。使い分けの基本をおさえておきましょう!いわゆる"食塩"は苦汁成分をのぞいた精製度の高い塩化ナトリウム。すっきりした塩味を効果的に使うのに適しています。一方、苦汁(ミネラル)成分を多く含む岩塩等はまろやかな塩味をつけられます。
粒の大きさやサラサラ度を上げたものもあります。粒子の大きな"粗塩"は、漬物など素材のうまみをじっくり引き出すのによいもの。サラサラの塩は素材に均等に降りかけたいときに便利です。
ブランド塩でしられる"赤穂の塩"や"伯方の塩"、"ゲランドの塩"などは、粒子が大きく、ニガリ成分を多く含み、産地によってその歩合がちがうので、いろいろ試してお気に入りを探すのも楽しいものです。
このように種類も多い塩。簡単に使えるようでいて、微妙な加減でお料理がおいしくなったり、まずくなったりする繊細な調味料。ヨーロッパでも「塩の味付けは厳格な人にさせろ」という意味のことわざもありますが、日本には驚くほどたくさんの"塩"を使った言葉があります。次ページで「塩」のつく料理用語がいくつわかるか、チャレンジしてみてください!