小動物/小さなペット関連情報

テリトリーってなんだ?

ペットにとっても、私達人間にとっても大切なテリトリー。でも、人間はそれほどテリトリーを意識しないので、ペットほど気にすることはないようです。でもでも、テリトリーって大切なんです。

執筆者:村田 亜衣

ペットショップでは1つのケージに複数匹(羽)が入っているので、気にすることがないのかもしれませんが、すべての生き物には「テリトリー」があります。特に、すでにペットを飼っていて、新たにペットを増やそうとする場合には、テリトリーを無視することはできません。

テリトリーとは?

テリトリーとは、日本語で言うと「縄張り」。自分の場所とでも言いましょうか、他人に侵入されたくない場所です。ペットの場合にはケージや巣箱など小さなエリアになると思われがちですが、ペットが遊ぶ部屋もテリトリーとして考えられます。

歴史にくわしくない私が例にするのには無理があるのですが、殿様がいた時代で考えるとわかりやすいかもしれません。殿様にとってはその国(領地)は自分の縄張りです。中でも、自分が住むお城は一番重要な縄張りで、このお城に値するのがペットにとってのケージでしょう。そして、ペットにとっての領地は自分が行き来する部屋。飼い主が家来なのか領主なのかは難しいところですが、同じ縄張り内に暮らす仲間と考えます。

敵が攻め込んできたら縄張りを守るために戦いますし、もっと縄張りを広げようと思ったら敵に攻め込むこともします。また、怪しい奴が縄張りに入ってきたら警戒しますし、ときには追い出すこともします。

ペットの中には縄張り意識の低い子もいますが、それでもすべての子が「縄張り」という感覚は持っていますし、私たち人間も特別に意識していなくても自分のテリトリーを感じています。

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