小動物/鳥類の飼い方

小鳥の魅力に気が付いていますか?(3ページ目)

もしあなたが小鳥を飼ったことがなかったり小鳥と接するチャンスが無かったりして、今現在小鳥の魅力に気が付いていないとしたら、それははっきり言って大きな損をしています。小鳥の魅力を知ってください。

執筆者:村田 亜衣

人間の言葉をそっくりに真似る動物は鳥だけです!

小鳥さん
十姉妹は巣引き(繁殖)の楽しさを教えてくれるでしょう。
小鳥よりは大きな鳥さんに多いのですが、鳥は声帯模写の達人です。それも、よくテレビでやっている「ものまね」とは違い、声質から真似てしまうので、聞いているだけだと鳥の声だと気が付かないことがあります。

ちょっとお恥ずかしい話ですが、以前飼っていた犬と散歩をしたとき、木にとまっていたカラスが犬の鳴き声を真似たことがありました。カラスにしてみれば、犬をからかって遊んでいるつもりだったのでしょう。カラスが鳴いているのを見ている私はひっかかりませんでしたが、カラスを見ていなかったうちの犬はひっかかり、いるはずのない犬を探してその場でウロウロ。。。見事に遊ばれてしまいました。

飼い主を楽しませようと思って真似ているのではないでしょうが、飼い主の言葉を真似る小鳥さんがいると、おしゃべりするのが楽しくなります。楽しいから、小鳥さんとの時間を多く作りたくなります。そして、飼い主と小鳥さんはどんどん仲良くなっていき。。。嬉しい循環が出来上がるように思います。

小鳥のおしゃべりや歌は、飼い主との関係を築くときに重要な役割を持っているのかもしれません。でも、教える場合には飼い主の言ったとおりに覚えていきますので、言葉使いや音程に注意してくださいね。

甘えん坊が多いのも魅力の1つでしょう

小鳥さん
ふわふわ巻き毛のイエローカナリアさん。色や羽の種類が豊富なのも魅力の1つかもしれません。
ペットショップで売られているペットは、幼い子であっても自分でごはんを食べる年齢の子がほとんどです。でも、小鳥だけは違います。手乗りに育てる方のために、飼い主がごはんをあげる必要のある年齢(週齢)のヒナが売られています。

毎日数時間おきにヒナに挿し餌をしていると、飼い主とヒナとの間に、しっかりとした親子関係ができてきます。毎日ごはんをくれる飼い主のことをヒナは慕い、信頼していきますし、飼い主も口を開けてごはんをねだるヒナの姿に保護者としての自覚を持っていくのでしょう。ヒナが自分でごはんを食べられるようになるまでに、飼い主と小鳥さんとの間には信頼関係が作られていきます。

ほかの小さなペットと比べ、ヒナから飼うことができる鳥類は、飼い主との信頼関係が作りやすいように思います。また、飼い主に甘えてくる甘えん坊さんも多いように思います。飼い主の口に顔を寄せてきたり、指を軽くくわえてきたりする甘える行動は、保護者として育ててきた飼い主にとってはたまらない魅力だと思います(見ている者にも、ほほえましいというかうらやましい光景です)。

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