小鳥の魅力に気が付いていますか？(4ページ目)

未知の部分も魅力の1つ

おもちゃで遊ぶサザナミインコさん。遊び好きな鳥さんというのは、とても楽しい家族になります。

私たちが小鳥をペットとして飼ってきた歴史というのは、ハムスターやウサギよりも長く、古いものになります。でもなぜか、今でも鳥については知られていないことがあります。たとえば、セキセイインコのおしゃべり。メスよりもオスがおしゃべりすることはよく知られていますが、その理由となるといろいろな説がささやかれています。

セキセイインコ同士のコミュニケーションとしていろいろな声で鳴くことからおしゃべりしやすいとか、メスはヒナに吐き戻してごはんをあげるためにオスよりもくちばしが薄くておしゃべりしにくいとか、オスはメスを獲得するために声による誘惑もするからおしゃべりしやすいとか、、、。

たぶん、すべてが正しいのだと思います。でも、どの説も「100%これが理由です」と言い切られているものではないため、「どうしてオスだけ？」とか「他の鳥さんは？」と追加質問をしたくなってしまいます。

わからないことがあるから知りたいと思う。わからないから、どういうときにどういう行動をするのか観察したいと思う。そんな知的好奇心を刺激する、知らないことやはっきりしていないことがあるのも、小鳥さんの魅力の1つだと思います。

野鳥もあなたを癒してくれます

ペットショップでは、たくさんのヒナが展示されているので、見ているだけでも頬がゆるんでしまいます。

小鳥の魅力に魅せられてみたいと思っても飼う環境が無いという方、「そんなにたくさん力説されても我が家では鳥さんは飼えないから。。。」などと嘆く前に、家の外に目を向けてみましょう。

みかんを上下半分に切って庭の樹の枝に刺しておけば、きっと小鳥たちが食べにやってくるでしょう（中型の鳥さんが来ることもあるかもしれません）。飼えなくても、庭に来る小鳥たちに癒されると思います。

また、買い物に行くときなどに、ちょっとゆっくり歩いてまわりを見渡してみてください。歩道に植えてある樹に小鳥がとまっているかもしれません。ちょっと遠回りして公園に寄ってみれば、公園の樹に小鳥がいるかもしれません。

多くの方が飼ったことのないペットの魅力には気がつきにくいものです。でも、鳥類は野鳥を観察することができるので、飼ったことのないファンを多く持つペットだと思います。飼うことだけが小鳥の魅力に魅せられる方法ではありません。鳥を飼える環境に無い方は、身近な野鳥を観察して、今まで気が付いていなかった鳥の魅力を見つけてください。