小動物/鳥類の飼い方

小さなペットと暮らしたい!「はじめてシリーズ」No.5 セキセイインコと暮らそう!(2ページ目)

セキセイインコってどんな鳥さんなの?一緒に暮らすときの注意点は?飼うのに必要な道具は?寿命は?などなど、セキセイインコと暮らしたいと考えている人に知って欲しいセキセイインコ情報です。

執筆者:村田 亜衣

手乗りに育てる方法

手乗り
手乗りに育てるとよりいっそう楽しく暮らせます。
飼うならば、やはり目指して欲しいのは「手乗り」。ペットショップで手乗りにさせたものを購入することもできますが、できれば雛から飼い始め、毎日時間を作ってお互いの関係を築き、手乗りにして欲しいもの。最初はちょっと大変ですが、頑張る価値があります。

ペットショップにいる雛は生後17~20日くらいの幼鳥。最初は自分でごはんを食べることができませんので、毎日、日中4時間おきにごはんをあげる必要があります。市販されている雛用の粟玉(アワダマ)をごはんにあげますが、ペットショップに入荷直後は人間からごはんをもらうことを知らない場合がほとんどですので、入荷後2~3日たっているもの(ペットショップで人間からごはんをもらうことを教えているもの)を購入しましょう。

粟玉
粟玉は雛や病気で栄養を必要としている子に与えるごはんです。
ごはんは注射器や専用の器具を使い、「そのう」と呼ばれる首のまわりについている餌袋に入れて与えます。これを「挿し餌」といいます。ごはんを入れすぎたり、少な過ぎたりしないよう、初めて挿し餌をする方はペットショップで入れる目安(そのうの膨らみ具合の判断方法)を教わってくるようにしましょう。

最初は1日4回のごはんも、雛が育つにつれて回数が減っていきます。だんだんと挿し餌をしなくとも自分から食べるようになってきますので、頃合いを見計らって挿し餌は止めます。この頃、はばたこうとするようになりますので、住まいも升箱(マスバコ)から鳥かごにお引越しとなります。

鳥かごは2種類必要です

鳥を飼うのは鳥かご。誰もがそう思うものかもしれませんが、雛の間は鳥かごではなく、升箱やプラスチックケースなどの隙間の無い飼育施設で飼います。雛がはばたくようになるまでは、升箱やプラケースで挿し餌をしながら育てていくのです。

鳥かごは、いろいろなデザインのものがあり、飼い主としては選ぶ楽しみがあるものですが、セキセイインコの好みを無視して選んではいけません。掃除のしにくいデザインや高さがあっても奥行きのないものはやめましょう。
セキセイインコは高さよりも奥行き(幅)の広さを鳥かごに求めます。

また、病院に行く場合などは、移動用のプラケースやキャリーバッグなどを利用します。移動中の揺れなどで鳥かごの網目に足をひっかけてしまったりする危険性がありますので、鳥かごごと連れていくのはやめましょう。移動時には、保温ができるよう、使い捨てカイロなどを移動用ケースの底(外側)に貼りつけておくのもいいかもしれません。

子供だけでは飼えません

鳥かご
鳥かごはセキセイインコの好みを考慮して選びましょう。
「子供が欲しいと言うから」と、子供の希望だけでセキセイインコを買いに来る方が少なくないそうです。子供がセキセイインコに興味を持ってくれるのは嬉しいことですし、一緒に暮らせるチャンスを得られるのもありがたいことなのですが、子供の意見だけで飼うのはやめてください。

全てのペットにおいて、小さなお子さんが自分だけで飼えるペットはありません。必ず、ご両親が一緒に飼ってください。飼いながら、ペットについていろいろとお子さんに教えてあげてください。

-->>次のページでは、飼うのに必要なものと初期費用をあげてみました。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます