小動物/小さなペット関連情報

小動物には向いてない?! アニマルアシステッドセラピー(3ページ目)

よく耳にする言葉になった「アニマル・セラピー」。でも、本当は「アニマル・アシステッド・セラピー」や「アニマル・アシステッド・アクティビティー」と言います。どんなことを意味するのか、知ってますか?

執筆者:村田 亜衣

アニマル・セラピーって何がどういいの?

困難がいろいろあるものの、AATもAAAも注目を浴びているものです。諸外国では有意義に行われておりますし、刑務所等で行われているものもあります。日本でも、もっと根付いていくものだと思うのですが、それには理由があります。

ペットを飼っている人はおわかりでしょうが、私達は動物と一緒にいることでリラックスし、癒されます。目の前に動物が居れば、自然に手を伸ばしますし声をかけます。こういうペットを飼っている人にとっては日常茶飯事なことが、人間にいい影響を与えているのです。

ペットを撫でることによって血圧が安定するというのは、テレビ番組で取り上げられたこともあるくらいよく知られていることで、リラックスできるということはそれだけストレスを抱えずに済むということでもありますから、精神的に強い状態でいられます。

撫でたり、ペットを呼んだりするときには手を動かしますし、犬など散歩に行く動物であれば足もよく動かすようになります。ペットがいることで、意識することなく自然に身体を動かしてしまうのです。また、動物に声をかけることや動物について誰かと話をすることで喋る機会も増えます。

ちょっと考えてみて欲しいのですが、自分の病気で病院に行ったときとペットを動物病院に連れて行ったときでは、どちらが待合室で他の患者さん(飼い主さん)と話をしていますか? 犬を飼っている方は、独りで散歩をしているときと犬と散歩しているときではどちらがより多く出会う人と話をしているか考えてみて下さい。

すごく些細なことだと思います。でも、この些細なことで私達は会話する時間が増えるんです。動物が一緒だという、すごく些細なことで。

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