3/7 ビギナーズ・ガイド　はじめての小動物 [小動物] All About

今現在猫を飼っているor過去5年以内に飼っていた方

あなたは猫について良く知っているか、ある程度は覚えている方ではないかと思います。ですので、ここでは猫と小動物の違いという形で小動物を紹介したいと思います。

「Curiosity Kills the Cat（好奇心が猫を殺す）」ということわざ（？）もあるくらいで、猫は好奇心旺盛な動物です。この好奇心ゆえに買い物から帰ったときに中身を出す前に猫に買い物袋に入られた、という人もいるのではないでしょうか？

小動物にもフェレットのように好奇心旺盛な種類はいます。けれども、ほとんどの種類は好奇心よりも恐怖心や警戒心の方が強く、猫のようにどこでも覗きに行きたいという欲望に負けることはありません。それどころか覗かれることでストレスを受けることもあるくらいです。

猫がどうやって遊ぶか、ちょっと思い出してみて下さい。おもちゃとかにじゃれて遊びますよね？この遊び方は捕食者（獲物を捕まえる者）ならではの遊び方であり、多くの小動物はこうやって捕まえられた立場にありました。

捕まえる者と捕まえられる者、恐怖心や警戒心に差が出るのは当然なのでしょう。決して猫が繊細ではないと言うわけではありませんが、猫よりも小動物の方が繊細と言っていいのではないかと思います。

猫にもテリトリーというのはありますが、あまり縄張り意識は強くありません。テリトリー内で他の猫と会っても目をそらしてケンカを避けるのが普通ですし、よそ者が来たからと戦って追い出そうとするのはごくわずかでしょう。

ところが、小動物には縄張り意識の強い種類がいます。どちらかが死ぬまでのケンカをして縄張りを守ることもあるんです。猫ならばスペースに多少無理がきくことがありますが、小動物には十分なスペースを確保しないといけません。

上記以外について、簡単に表にしてみました。

	猫	小動物
大きさ	3kg～6kg（種類によっては10kgくらいのもいる）	種類によって違いますが、1kgも無い種類がほとんど
寿命	完全室内飼いで20年弱	2～3年のハムスターから30年を越える鳥類までいろいろ
適温	寒さにも暑さにも弱い	20～25℃を適温とする種類が多く、温度管理は必須
食事	キャットフードが数多く市販されている	専用フードが市販されている種類もあるが、手作りを必要とする種類も多い
掃除	毎日のトイレ掃除と爪研ぎ用品のカスの掃除	毎日のトイレの掃除以外に週に数回の定期的なケージの掃除、水飲みボトルや回し車等器具の掃除が必要
しつけ	したがらない飼い主が多いが、ある程度はできる	しつけの内容によるが、できない種類が多い
遊び	飼い主と遊ぶのも仲間と遊ぶのも、独りで遊ぶのも好き	飼い主と遊ぶだけでなく、独りで遊ぶのも好き
散歩	必要無い	休日にのんびり公園に、ということはあっても毎日することは無い。種類によってはまったく必要無い。
問題行動	飼い方によっては起きる	種類にもよるが、飼い方によっては起きる
費用に関して
フード	フードの種類によるが月に5,000～10,000円程度	数百円（ハムスターのような小さい種類）～20,000円（手作りのごはんを与える場合や専用フードに牧草も含んだ場合）
飼育場所	ベッドを用意するならばその費用（8,000～10,000円くらい）、爪研ぎ板（数ヶ月毎に500円前後）、トイレ砂（月に数千円）	ケージ（3,000円（ハムスター用の小さいもの等）～25,000円（多頭飼い用の大きなもの等））、寝場所（数百円（巣箱）～5,000円（デザインの凝ったフェレット用ハンモック等））、敷材（月に3,000円前後）、トイレ用品（ペットシーツを使うならば犬と同じで月に5,000円前後）
病気に関して
予防接種	年1回	フェレット等一部の種類で年1回
風邪	人間の風邪はひかない	ウサギ等一部を除き、人間の風邪もひいてしまう
病院探し	猫はたいていの動物病院が診てくれる	診てくれる動物病院はまだあまりない。安心してかかれる病院を、と探すとなるとかなり大変。