小動物/昆虫の飼い方

一夏だけのペットだなんて言わせません! カブトムシ(2ページ目)

子供にも大人にも人気の高いペット、カブトムシ。一夏だけで終わらせずに卵を産ませ、幼虫も育ててみると、カブトムシの魅力はさらに広がることでしょう!

執筆者:村田 亜衣

▽卵

卵は直径2~3mmくらいの扁平な白い球で、これが数日の間に直径が倍くらいに育ち、色も淡褐色に変色していきます。
いつまでも大きくならずに白いままでしたら、残念ながらそれは死卵です。

メスは、20~50個の卵を産みます。
卵の様子は、産卵後の昆虫マットを少しずつすくい取り、紙の上などに広げて卵を探すと観察できます。
1~2個見つけ、観察しましたら昆虫マットごと飼育ケースに戻してください。

昆虫マットが乾かないように霧吹きなどで水分補給させておくと、産卵後10日くらいで卵は孵化します。
この時、水分を多く与えすぎてしまうと卵がおぼれてしまいますので、注意が必要です。

孵化したての幼虫はすごく小さく弱いので、観察する場合には卵のときと同じように昆虫マットごとすくい取って観察してください。

孵化後2ヶ月もすると、幼虫は2~4cmくらいになります。
これくらいの大きさになりましたら、幼虫を分けます。
メスは数十個の卵を産んでいますので、このままだと人口過密(?)となってしまうので、数匹ずついくつかの飼育ケースに分ける必要があるんです。

▽幼虫

カブトムシの幼虫は「地虫(じむし)」とも呼ばれる白いイモ虫です。
乱暴に扱うと皮膚や内臓を傷つけてしまうこともありますので、興味を引かれても必要以上に触ることはしない方がいいでしょう。

飼育ケースに市販の昆虫マットを入れた飼育容器で幼虫は育てます。
飼育容器の中にカビが生えたり、ダニなどの虫が発生してしまった場合には取り替えなくてはいけませんので、足りなくなって慌てることのないように昆虫マットは多めに用意しておき、湿気を避けて保存しておくといいと思います。

昆虫マットは、飼育容器に八分目くらい入れてからしっとりするくらい水を入れ、かきまぜて飼育に適した状態にして使います。
昆虫マットの湿らせ具合の目安は、にぎったときにくずれやすい団子状態であることです。 バラバラと崩れてしまうようでは乾きすぎですし、にぎったときに水がたれるようでは湿らせすぎです。
昆虫マットが用意できたら、その上に幼虫を入れればOK。
幼虫は自分から昆虫マットの中に潜っていきます。

幼虫が昆虫マットの中に落ち着いたら、飼育容器は直射日光の当たらない涼しい場所に置きます。
そして、数日おきに昆虫マットの湿り具合をチェックしながら幼虫が育つのを楽しみにしましょう。

昆虫マットの湿り具合をチェックしたときに、マットが乾いていたら水を足し、逆に飼育容器の上蓋に水滴がたくさんついていたら多湿状態になってますのでフタを開けて湿気を飛ばすようにしましょう。

10日~1ヶ月に1度くらいの頻度でマットを軽く掘り、フンの量をチェックします。
幼虫のフンは小豆のような小さな黒い粒で、昆虫マットの上部に溜まってきます。
フンがあったらそれは取り除き、新しい昆虫マットを補充します。
補充する必要が出たのが12月でも慌てることのないように昆虫マットは買い置きしておきましょうね。
かぶと虫を探しに行こう!の「飼い方(幼虫編)」でフンの写真を見ることができます)

何度か脱皮を繰り返し、十分に成長した幼虫は蛹(サナギ)になります。
蛹になるには土が必要ですので、園芸用土や庭の土を天日干しして下さい。用意できましたら、飼育容器を作り変えます。

Page1: 飼い方
Page3: 蛹(サナギ)
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