▼爬虫類の避難方法
爬虫類の避難方法というのは小動物とはかなり違います。
準備するものモノも違いますので、自分のペットに必要なモノを用意するようにしましょう。
▽避難袋
爬虫類は種類によってはキャリーバッグでは隙間から簡単に脱出できてしまいます。
ですので、キャリーバッグにひょいと入れて避難するというわけにはいきません。
爬虫類の場合には、ペットの大きさに合わせて避難用の布袋を作ります。
ペット用にと市販されてはいませんので、さらし等で手作りして下さい。
ペットの大きさによっては市販されている枕カバーが利用できるかと思いますので、
洋裁が苦手な方は誰かに頼むか代用できそうな大きさの布袋を探してみて下さい。
避難時には、ペットをこの布袋に入れ、袋の口をしっかり縛って、キャリーバッグのような
形の崩れない持ち運びのできる容器に入れて避難します。
ペット1匹に布袋は1つ必要ですので、複数匹飼われている方はペットの数だけ布袋は用意して下さい。
飼っているペットの数分の布袋が入れられる大きさのキャリーバッグを用意しておくと便利かもしれません。
▽食料・水
爬虫類のありがたいところ、それは普段ちゃんと飼っていれば1ヶ月くらい断食をさせても大丈夫だということです。
ですので、避難用に食料は用意する必要はありません。
ただし、普段から健康管理をちゃんとして、断食しても大丈夫なくらいな健康状態を保つようにしてあげて下さい。
悲しいことに爬虫類は見るだけで怖がられてしまうこともあります。
なので、避難所で布袋から出して水を飲ませてあげることができない可能性があります。
水を飲ませるときには、布袋の一部を水に数分間沈めて、そこから水を飲ませてあげるようにしましょう。
爬虫類は変温動物とも呼ばれ、環境温度で体温を変える動物種です。
冬場の避難では環境温度が低いがために体温も下がり、予定外の冬眠状態になってしまい、命に関わる可能性がありますので、寒い時期に備えてホカロン等の携帯用カイロは用意しておきましょう。
▼鳥類の避難方法
弱い動物である鳥類にとっては、避難はかなりのストレスになるということをまずは頭に入れておいて下さい。
そして、できる限りストレスが少なくすむように工夫してあげて下さい。 ▽避難用ケージ(鳥かご)
鳥かごの中で過ごす時間が多い鳥類は、だいたいにおいて飼い主さんが大きめの鳥かごを使われているようです。
けれども、大きい鳥かごは避難には向きませんので、避難用に小さい鳥かごやケージを用意する必要があるでしょう。
合わせて、避難用鳥かご・ケージを覆える布も用意して下さい。 避難用のケージにうつすとき、いきなり捕まえることは鳥にとってストレスになります。
普段から声をかけるようにし、慣らしておき、できれば手乗りにしておきましょう。
▽食料
小動物と同じように、鳥類の場合も普段からフードを多めに置いておくようにし、避難時にはそれを持ち出せるようにしておきましょう。
菜っ葉も持ち出せるように数日分はストックするようにしておくといいと思います。 ▽その他、用意しておくべきもの
鳥類も爬虫類と同じようにホカロン等携帯用カイロを用意しておきます。
体温が下がってくると食欲も落ちてきてしまいますので、体温が下がらないでいられるように保温準備が必要です。