さて、これまで淡水性の観賞魚ばかりを取り上げてきましたが、実は切手の図柄としては余り一般的なものではありません。どちらかといえば、熱帯性の海水魚をモチーフとしたものの方が一般的でしょう。ここでは、海水魚をモチーフとした美しい切手を幾つか紹介していきます。

▼パプアニューギニア発行

ホワイトキャップ アネモネフィッシュ
Amphiprion leucokranos

ブラック アネモネフィッシュ
Amphiprion chrysopterus

トマト クラウンフィッシュ
Amphiprion melanopus

スパインチーク アネモネフィッシュ
Premnas biaculeatus

観賞魚としても人気の高い、クマノミの仲間には様々な地域固有種が存在します。

クマノミは、イソギンチャクとの共利共生(双方向に利益のある共存)が有名で、切手の中にもイソギンチャクが描かれている事が多いようです。また、クマノミは、生まれたときは全ての個体が雄で、やがて体の大きなものが雌へと性転換する特異な性質が知られています。この事を『雄性先熟』といいます。


▼1991年 コロンビア発行



カジキマグロの仲間?


▼ケイマン諸島発行

クィーン エンゼルフィッシュ
Holacanthus ciliaris

グレイ エンゼルフィッシュ
Pomacanthus arcuatus
大西洋に分布するキンチャクダイの仲間。2種とも観賞魚としても人気が高く、古くから親しまれている魚です。


熱帯性の海水魚の方が色彩も艶やかなので、切手に多用されるのも最もですね。また、海産資源としても重要なので、その国で多く利用される種が多く取り上げられたりもします。その他にも『金魚』をモチーフにした切手も人気があり、次回は金魚の切手を取り上げてみたいと思います。



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切手を彩る魚たち[第1回]


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。