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ガイアナカエルガメ

曲頚類もいよいよページ分けしないといけなくなってきました!!第47弾はナスタカエルガメこおとガイアナカエルガメです!!

執筆者:星野 一三雄

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ガイアナカエルガメ

学 名Phrynops nasutus別 名:ギアナカエルガメ、ナスタカエルガメ英 名:Common Toad-headed Turtle分 布:南米北東部(仏領ギニア、スリナム、ブラジル北東部)甲長:31.7cm

南米の曲頚類の一グループであるカエルガメの一種です。

そもそも分類が難しい、カエルガメの仲間の中でも、とりわけ難しい種類とされています。一応、現在は亜種はないとされていますが、以前はヴェルムートカエルガメPhrynops nasutus wermuthi という亜種が有名であったようです。

背甲は扁平で、褐色からオリーブ色ですが、明るい場合はオレンジ色に近い発色になるようです。腹甲は黄色い地色に暗褐色の斑紋が入るのが普通のようです。

頭部は大きく吻端がやや尖った印象で、背面は褐色から灰褐色で腹面はオレンジがかった黄色に色が分けられています。

主に森林域の緩い流れがある河川に多く見られるようです。繁殖生態に関する知見は、あまりないようですが、孵化幼体は甲長59-60mm程度であるということですが、これは少し大きすぎるような気がしますけど、どんなでしょう。

正直言って、この辺が一番苦手なタイプなんです。南米の曲頚類、特にカエルガメの仲間は勉強不足で、区別すらつかないんですよね...わかったら、本当におもしろいだろうとは思うんですけど。

国内には、比較的コンスタントに流通もあるようで、飼育もしやすいそうです。
ガイアナカエルガメ
撮影協力:aLive
赤っ恥をかかない程度の知識
  • 南米の曲頸類
  • ヴェルムート亜種というのが以前はあったが、今は抹消されたらしい
  • 他の種類等との分類的に混乱している可能性がある
  • 野生での生態はほとんどわかっていない
ガイアナカエルガメの全体像全体像画像をクリックすると拡大画像と詳細が表示されます

飼育の基本情報飼育容器90~120cmクラスの水槽など温度温暖な地域なら屋外で無加温でよいが、25℃を下回らない程度に保温した方がベター照明紫外線入りのバスキングランプが必要ろ過できれば、外部式フィルターと上部フィルター床材(底砂)サンゴ砂などはアルカリ性に傾くので不可容器内レイアウト泳げるくらい水深は深くてよい。陸場は流木を利用する。流木は水中にも組むこと餌配合飼料を食うのならば、配合飼料でよい。他に巻き貝や生きた小魚を与えると喜ばれる基本的な世話
  • 餌の与えすぎに注意する
  • 換水は週に一度、3分の2程度
  • 2週に1回は全換水
  • 全換水時にブラックウォーターを利用
  • 週に1度、強制的に乾燥させ甲羅干しをする
  • ※「飼育の基本情報」は「ビバリウムガイド No.22(マリン企画)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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