TOP>トカゲ>スキンクの仲間>キノボリオビトカゲキノボリオビトカゲ
学 名:Zonosaurus boettgeri別 名:-英 名:Boettger's Girdled Lizard分 布:マダガスカル北部全長:50cm前後マダガスカルの一部に分布している樹上性のゾノザウルスです。
非常に尾が長く、全長の4分の3ほどの長さを占めています。つまり全長が50cm程度ですので体長は12cmほどしかありません。写真を見てわかるように全身が金属光沢のある明るい黄緑色をしています。また背面には暗色の細かい斑紋が散在し、胴体背面では横帯状になります。
野生での生態はほとんどわかっていませんが、樹上性で生息地では発見はされるものの素早く樹上を移動したり、枝づたいに他の木に移動したりするために非常に捕獲が難しいそうです。ただし飼育下での観察では、床材に普段は潜っていて、昼になると樹上に上がって活発にバスキングを行うため、野生でも樹洞や林床に潜っていて昼になると樹上に移動するものと考えられます。
繁殖生態もわかっていませんが、他のゾノサウルスが卵生であるため、本種も卵生であると考えられます。
食性もわかっていませんが、飼育下では昆虫類を食べているようです。
上の写真の個体は2009年に国内に流通したものですが、1891年に新種記載されたあとに、採集された個体は3個体ほどで、ほとんど幻のトカゲと言っても過言でない種類です。
だいたいこの手の緑色の樹上性のトカゲというのは飼育が難しいのですが、そもそもゾノサウルスの仲間自体は比較的飼育がしやすい種類が多いので、本種もそうであってほしいものです。尾が長いためにボリュームが不足する感じではありますが、活発に立体活動を行う姿は見ていて飽きません。それだけを期待して、この金額を出すという方は、そうそういないと思いますが、世界的に見ても貴重な1匹ですから、そんな方に大切に飼育していただきたいものです。それに、こういう樹上性の種類って思わぬ興味深い生態を持っているかもしれませんから、そんなのが明らかにされたりすることに期待を持ってしまいます。赤っ恥をかかない程度の知識- マダガスカルに生息する樹上性のゾノサウルス
- 全身が緑色で尾が非常に長い
- これまで数個体しか採集された記録がない
- おそらく世界的に見て、流通するのは初
- 生態は何もわかっていない
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 45cmクラス以上の容器で高さがあり、通気性が良い容器を使う |
温度 | 飼育の適温は24-28℃程度と思われる |
照明 | やや弱めの爬虫類用蛍光灯を使う。一方で30℃程度のホットスポットが必要と思われる |
床材 | ヤシガラ土などの保湿性がある素材を厚めに敷く |
容器内レイアウト | 大きめの水容器を設置し、流木などで立体的なレイアウトを施す |
餌 | 昆虫類。果実なども食べるかもしれない |
基本的な世話 | 樹上性アガマなどの飼育に近いと思われる蒸れには弱いと思われるので通気性を十分に確保する※情報は「クリーパーNo.47(クリーパー社)」およびショップからの情報を参考にしました。 |
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