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撮影協力:ペポニ |
ヒトヅラオオバガエル
学 名:Plethodontohyla tuberata別 名:マダガスカルアナホリガエル英 名:-分 布:マダガスカル中央部の山地全長:35-45mmマダガスカルに分布する小型の地表性のカエルです。
目から吻端にかけて黒い筋状の斑紋があり、それが鼻筋を際だたせて人間の顔に見えるため、このような和名で呼ばれるようになりました。また目も大きく、さらに人面風に見えるようになっています。それ以外の体色には、地味で褐色地に暗色の不規則な斑紋が散在しています。また雄は腹部に黄褐色の斑紋が目立つそうです。
生息域は標高2000m以上の場所で原生林に生息しています。雨期の夜間に活発に活動し、その間の昼間は倒木の下などに潜んでいます。また乾季の間は地中30-60cmほどの場所に潜って夏眠をします。繁殖生態は知られていませんが、1月頃に森林のリッター層の中に3-4.5mmほどの卵を10mm程度の寒天質に包んで45個ほど産むそうです。
頭部の模様の具合で、人の顔に見えるということだけが特徴みたいなカエルですが、単純に地表性の小型のカエルとして考えても、十分に楽しいカエルです。
流通量は決して多くはありませんが、マダガスカル便にはコンスタントに入っているようです。
しかし、これでまた「人面蛙」などとみんなが騒ぐんでしょうかねぇ...ま、いいですけど。
成体 |
画像をクリックすると拡大画像と詳細が表示されます赤っ恥をかかない程度の知識- マダガスカル固有種
- 頭部の斑紋の関係で人の顔に見える
- 比較的コンスタントに流通している
- 地表性だが乾燥した環境を好むわけではない
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 湿度は保持できていて蒸れないような容器 |
温度 | 22~25℃程度がよいと思われる |
照明 | 必要なし |
床材 | ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷く。入荷直後は清潔にするために湿らせたキッチンペーパーを床材に使う |
容器内レイアウト | シェルターと水容器を設置。 |
餌 | コオロギのSサイズやシロワラジムシなどの小さな昆虫を与える |
基本的な世話 | 多湿系地表性カエルの飼育毎日、夜間に霧吹きをする常時湿らせすぎにならないようにする※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル1(誠文堂新光社)」「かえる大百科(マリン企画)」「アクアリウム・シリーズ ザ・カエル(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。 |
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