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ケガエル
画像提供:渡邊孝平

ケガエル

学 名Trichobatrachus robustus 別 名:-英 名:Hairy Frog分 布:アフリカ中西部(カメルーン、コンゴ民主共和国、赤道ギニア、ナイジェリア)全長:110mm

体に「毛」が生えることであまりにも有名なアフリカのカエルです。

サエズリガエル科というアフリカに固有のグループのカエルで本種だけでケガエル属の一属一種です。

頭が大きく丸みを帯びていますが、四肢は長く跳ねる力もあります。体色はオリーブ色がかった褐色からやや明るい褐色ですが、体側には太い暗褐色のラインが走ります。オスは成熟すると体側と後肢の太ももの後側に褐色から赤色の毛状の突起が発達して密生します。これは、おそらく水中での呼吸に役立っていると考えられています。一般にオスの方が大型になることも特徴です。

水場に近い森林などに生息しているようで、メスは基本的に陸生ですが、オスは繁殖期以外にも水場に依存する生活をしていると思われています。特に流水を好むようです。他のカエルのように動くものなら何でも食べるというような食性ですが、特にオスは水中でもカニなどの小型の甲殻類も好んで食べていると思われます。

繁殖生態は、あまりよく知られていませんが、水中で繁殖は行われ、卵は卵塊となって流水中の岩などに産みつけられるようです。

あまりに、その特徴的な容姿から、非常に興味深い生き物ですが、その割には野生での生態に関する知見が少なく、飼育も非常に難しいカエルの代表とされています。

しかし日本でも、非常に詳しく飼育に関する記録を蓄え続けている方などがいらっしゃって、少しずついろいろなことがわかってきています。これって本当に素晴らしいことです。

こうやって、いろいろな生き物が少しでも飼い方というか、私たちが見たいときに見ることができるようになって、ついでに遺伝子としての蓄積をできるようになればいいな、と夢を見てしまいますよね。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • アフリカ中西部のカエル
  • オスに毛のような皮膚の突起が多数生える
  • 流通自体は多くはないが、まったくないわけでもない
  • 高価
  • 飼育が非常に難しい
  • オスは水生傾向が強く、メスは陸生傾向が強い
陸上生活をしているオス
陸上生活をしているオス
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飼育の基本情報
飼育容器大きめの水槽を使う。水場と陸場を用意するために広めのケースが必要。跳ねることもあるので高さも必要
温度22-25℃程度が適温と思われる。低温には弱いらしいため冬は保温が必要。夏は風通しのいいところなどに設置して温度の上がりすぎに注意する。水中にはヒーターを設置し、陸地にはシートヒーターなどを設置する
照明必要なし
床材黒土などが良いと思われるが、湿度を保持できるものを厚めに敷く
容器内レイアウトオスは水生傾向が強いため水場中心のレイアウトにして、陸地を設ける。メスは陸生傾向が強いため陸地に水場を設置するような環境にする。雌雄とも陸地に、さらにオスの場合は水中にも全身が隠れることができるようなシェルターを必ず設置する
昆虫類だが、水中でのオスにはサワガニなどの小さめの甲殻類が効果があったらしい。また陸上生活の場合にはダンゴムシなどがいいらしい
基本的な世話半水生ガエルの飼育
  • 落ち着くまではそっとしておく
  • 跳ね回る場合はフタなどにスポンジなどの緩衝材を設置する
  • 水場に観賞魚用のろ過装置を設置し、水流があるといいらしい
※情報は「クリーパーNo.46(クリーパー社)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。


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