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ヘーゲカエルガメ

曲頚類の第36弾です!ちょっとこういうのが一番苦手...でも頑張って調べました!ヘーゲカエルガメです!

執筆者:星野 一三雄

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ヘーゲカエルガメ

学 名Phrynops vanderhaegei別 名:ヴァンデルヘーゲカエルガメ英 名:Vanderhaege's Toadhead Turtle分 布:パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル甲長:27cm

南米の曲頚類の一グループであるカエルガメの一種です。

本種は、分類がハッキリせず、Bufocephala 属やMesoclemmys 属にされたりもします。

ヒメカエルガメやイボカエルガメとよく似ているとされていますが、ヒメカエルガメよりも頭部が大きく、イボカエルガメにある頸部のイボ状突起がないことで見分けられるとされますが、非常に難しいようです。背甲は褐色から灰褐色、黒褐色で斑紋はありません。腹甲は黄色の地色に暗色の斑紋があるのが普通です。頭部は大きく背面が暗褐色で口の周りから下は黄色に染め分けられています。

野生での生態はあまり知られていなくて、植物が繁茂した河川や池や沼などに生息し、昼間に活動をしている、程度のことしか知られていません。繁殖についても35×28mmの卵を複数個産んだということくらいしか知られていません。

南米のカエルガメの仲間でも、特に他種との区別が難しいようで、これまでも正体不明のまま流通したことがあるようです。

しかし近年では国内でも繁殖例が聞かれ、これは世界的に見てもスゴイことのようです。

一般にカエルガメの仲間は丈夫で飼育もしやすい種が多いのですが、何よりもまともに流通しているかどうかがわかりづらい種ですから、あまり一般的なカメとはいえないようです。

ヘーゲカエルガメ
写真提供:aLive
赤っ恥をかかない程度の知識
  • 南米の曲頸類
  • 似たような種類が多いため不明種として流通していたこともあるらしい
  • 頸部に棘状の突起がない、頭部の口唇よりも下が黄色く染め分けられている等で区別できるらしい
  • 野生での生態はほとんどわかっていない

飼育の基本情報飼育容器90~120cmクラスの水槽など温度温暖な地域なら屋外で無加温でよいが、25℃を下回らない程度に保温した方がベター照明紫外線入りのバスキングランプが必要ろ過できれば、外部式フィルターと上部フィルター床材(底砂)サンゴ砂などはアルカリ性に傾くので不可容器内レイアウト泳げるくらい水深は深くてよい。陸場は流木を利用する。流木は水中にも組むこと餌配合飼料を食うのならば、配合飼料でよい。他に巻き貝や生きた小魚を与えると喜ばれる基本的な世話
  • 餌の与えすぎに注意する
  • 換水は週に一度、3分の2程度
  • 2週に1回は全換水
  • 全換水時にブラックウォーターを利用
  • 週に1度、強制的に乾燥させ甲羅干しをする
  • ※「飼育の基本情報」は「ビバリウムガイド No.22(マリン企画)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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