キューバンボア
キューバンボア 画像提供:aLive
名前の通り、キューバに生息するボアです。
レインボーボアが属するカガヤキボア属Epicrates の最大種で、最大全長は4mを超え、中には6mという未確認の記録もあるようです。
アミメニシキヘビを思わせるような幾何学的な斑紋パターン、またレインボーボアを思わせる金属光沢が美しいヘビですが、これらの体色には個体差が大きいらしく赤みが強い個体やモノトーン調の個体などがいるようです。
生態に関する情報が極端に少なく、生息環境が森林で、哺乳類や鳥類を食べていることくらいしかわかっていないようです。繁殖生態は胎生で、4匹の仔を出産した記録があるようです。ただし、流通するのがCBであることから考えれば、繁殖生態はかなりわかっているはずであると思われます。
Epicrates 属の最大種であり、ギラギラした感じの派手さを持っていながらも、流通量の少なさからかあまり話題になることも少なく、どちらかというとマイナーな印象がぬぐえないボアと言えるでしょう。
キューバという国柄、ボアコン以外のボアの仲間としては珍しくWCの流通はほとんどなく、CB中心であるために高価にはなってしまいます。
最大4mということですが、飼育下ではそこまで大きくすることは難しく、飼育自体は現実的であるようです。
キューバボア:赤っ恥をかかない程度の知識
|
キューバボア:飼育の基本情報
飼育容器 サイズに合わせてプラケース・衣装ケース・爬虫類専用ケースなどを使う。地表性なので高さは必要ない。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい 温度 昼はホットスポットを32℃くらいにし、その他の場所は最低26℃程度に。夜間は24~27℃程度に保温する。 照明 ホットスポットのみ 床材 新聞紙やクッキングペーパーで良い。 容器内レイアウト 大きめの水容器を設置する。シェルターはあった方がよい。幼蛇の場合は登り木と水苔入れたりしたウェットシェルターを設置する。 餌 大きさに合わせたマウス。冷凍を解凍したものでよい。 基本的な世話- 幼体時は高温多湿にする
- 水は毎日交換する
- 大きすぎる餌による吐き戻しに注意する
- など
【関連記事】