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画像提供:aLive |
ライマンナガクビガメ
学 名:Chelodina reimanni別 名:-英 名:Reimann's Snake-necked Turtle分 布:ニューギニア島南部甲長:最大21cmニューギニア島に生息するナガクビガメです。
生息地が近いためかニューギニアナガクビガメとよく似ていて、亜種関係である可能性も示唆されているようです。
頭部が幅広で大きく、それに比して首がやや短いという体型が特徴でもあり魅力にもなっています。背甲は明褐色から黒褐色まで幅があり、表面に放射状の細かいヒダが入ります。頭部の背面は灰褐色で、腹側は黄白色をしています。
ニューギニア島南部のメラウケ川流域とその西方に生息していて浅い池や湿地でよく見られるようです。
他のナガクビガメの仲間と比べ、動きや泳ぎがやや緩慢なようで魚を積極的に食べるようなことはせず、エビなどの底生の甲殻類や昆虫類を食べていると考えられていますが、大きな頭部から考えると貝類などを積極的に食べているとも思われています。また飼育下では植物性のものも食べることがあるようです。
飼育下では年間に2-3クラッチ産卵を行い、1回で6-16個を産んだようです。卵の大きさは31-34×20-24mmで、28℃の条件で65-80日で孵化に至ったようです。孵化した幼体は27.6から32.1mmの背甲長で全体的に黒色で背甲の縁辺と下顎、腹甲などに鮮やかな黄色い斑紋が入っています。
ニューギニアナガクビガメと非常によく似ていて、野生個体が流通した場合にはほとんど見分けがつかない場合も多いようです。しかし、国内で流通するほとんどが欧米などのCBだそうなので、混同はされていないようです。
ナガクビガメの仲間としては、短い首と丸っこくて大きな頭部が個性的で、好みが別れるようですが、ポピュラーな種類であると言えるでしょう。飼育下ではやや食が細いと言うことですが、飼育自体はそれほど難しくはない種類のようです。
CB中心なのでやや高価ですが、まあ当然と言えば当然です。赤っ恥をかかない程度の知識- ニューギニア島に分布
- ニューギニアナガクビガメと似ている
- 頭部が大きく、首がやや短いのがぱっと見の印象
- CBが流通の中心であるため、やや高価
- 泳ぎはあまり活発ではないらしい
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 60~90cmクラス以上の水槽や衣装ケースなど |
温度 | 極端な低温には弱いので、20℃くらいに保温する |
照明 | 紫外線入りのバスキングランプが必要 |
ろ過 | できれば、外部式フィルターと上部フィルター |
床材(底砂) | 特に必要なし |
容器内レイアウト | 泳ぎ回れる程度の水深で浮島や流木程度の完全に乾燥した陸地を設置する。あくまで水量を多くとる |
餌 | 魚類などの動きが速いものは食べられないらしいので、配合飼料を食べない場合は工夫をする |
基本的な世話 | 多くの水棲傾向が強い水棲ガメに準ずる週に1度、強制的に乾燥させ甲羅干しをする幼体にはまめな給餌と強制甲羅干しをする※基本情報は「エクストラ・クリーパー No.2(誠文堂新光社)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ2(誠文堂新光社)」を参考にしました。 |
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