爬虫類・両生類/両生類・爬虫類の飼い方

新春企画!今年こそ!飼育日誌

2009年の記事第1弾は、新春企画「今年こそ!」をテーマに、新両爬飼育入門コトハジメのシリーズとして「飼育記録をつける」というお話です!

執筆者:星野 一三雄

全国の両爬ファンのみなさん、コンニチハ!ってかあけましておめでとうございます!!

こちら、2009年の新年第1弾の記事ってことで、新春企画になにかいいネタはないかと考えて書いています。
だって、ねぇ。やっぱり新しい年なんですから、やっぱりみなさんも「今年こそは!」なんて心に誓った目標とかあるわけじゃないですか。達成できるかどうかは別として。
そんな目標の中でもよくあるのが「今年こそは日記をつけるぞ!」とか「手帳とかスケジュール表を活用するぞ!」という方も多いのでは?
その目標、私も応援いたします!!

と言うわけで、両爬サイト新春企画は「今年こそ!『飼育日誌』」と題した「新両爬飼育入門コトハジメ」のシリーズとして「飼育記録」のススメです!

世話の頻度が少ないのは「諸刃の刃」

よく言われるように、ネコやイヌに比べて両爬の飼育というのは、世話の頻度が少なくて済むという、非常に大きな特徴があります。

毎日餌を与えなくてはいけないわけでもないし、毎日排泄をするわけでもない、毎日掃除をする必要もなければ、毎日散歩に行ったり遊んであげなくてはいけないわけでもありません。

こう考えると、イヌとかネコを飼っている人って本当にエライなぁ、って思うんですが、よく考えてみたらなんのことはない。こういう毎日の世話に「慣れ」て「日課」にしてしまえば苦ではなくなるのでしょう。つまり、特別に「イヌやネコの世話をしなくては」みたいに「構え」る必要がないわけです。日課なんですから。

ところが両爬飼育の場合は、確かに頻度は少なくて済むのですが、それが「日課」にならないわけで、特に私のようなズボラな人間は、いつまで経っても「生き物の世話」が「特別な」ことになってしまうわけです。そうなると「構え」て世話をすることになるし、そのための時間を意識的に作る、という感覚から抜け出せないわけです。

そして、その頻度の間が徐々に空いてきて、気づいてみたら彼らの耐久力の限界以上になってしまい、思い出して重い腰を上げていざ世話をしようとしたら、すでに手遅れになってしまった...なんて、ここで書くのも恥ずかしいような有様になってしまうわけです。

リズムの把握は愛情

で、こんな飼育者の風上にも置けないような私は希有な例としても、多くの良識ある飼育者の中で、特に女性の方というのは、生き物の生活のリズムの把握という点で、本当に素晴らしい飼育者が多いのです。

例えば飼育しているヘビの脱皮の予定日とか、排泄の予定日とか、そんなのをズバリ的中させてしまうほど、飼育個体の生活のリズムを把握している飼育者の方って、女性が多いんですよね。
私のよく知っている女性にもそういうタイプの方がいます。その方は、一般的に気が荒いと思われているテキサスラットスネークを飼育されているのですが、これが非常におとなしくて良い子なんです。もしかしたら、その方がしっかりとその個体のリズムを把握するようなきめの細かい世話をしていることとヘビが良い子であることと無関係ではないような気もしますし。

そんなの把握するのは当然だろ、とか思われるかもしれませんが、そういうのがしっかりできない人間だって、世の中にはいるんですよ。マジで。
で、そんなズボラ飼育者には、飼育記録って必要なんです。
特に、私のような阿呆みたいに、生体をスゴイ数で飼育している場合は、それは飼育記録って大切なわけですよ。
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