TOP>カエル>半水生ガエルの仲間>キンスジアメガエルキンスジアメガエル
学 名:Litoria aurea 別 名:-英 名:Green and Golden Bell Frog 分 布:オーストラリア東部(ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州)、ニュージーランド(帰化)全長:90mmオーストラリアの東部に生息する、日本のトノサマガエルによく似た模様を持つアマガエルの仲間です。
写真の個体は若いようで、あまりそうは見えませんが成長した大型の個体は、日本のトノサマガエルのオスの婚姻色によく似た体色をしています。つまり暗褐色から金色のラインが鮮やかなグリーンの体色に走っています。また体型も樹上性のアマガエルというよりはアカガエルによく似ていて、一種の収斂現象かもしれません。また後肢も比較的長く、水かきも発達します。さらに頭部から背面にかけて紡錘形に近いため、言われなければアカガエルの仲間と思ってしまいます。
生態もよく似ていて、樹上生活も行うようですが、水路や池の周辺など水場に依存していて、繁殖行動も水場で行います。繁殖は12-2月にかけて行われ、卵は卵塊にして水草などに産みつけます。一つの卵塊に2463-11682個の卵が確認されているという報告があります。卵は3日で孵化します。その後、幼生は2ヶ月ほどで変態して上陸しますが、11ヶ月を要した記録もあるそうです。
非常に美しいオーストラリアのカエルとして以前からよく知られていました。
もちろん、野生個体が流通することはありませんが、広く欧米でCB化が進んでいるようで、多くはありませんが比較的まとまった数で流通することがあります。
飼育もしやすく、半水生ガエルと樹上性ガエルの両方の飼育施設で飼うと良いようです。
コレばっかりですが、本当に笑ってしまうくらいトノサマガエルにそっくりです。ぜひ、皆さんも実物を見てどこが違うのかを観察してみてください。 それだけでなく、実に美しくて飼育のしがいがありそうなカエルなんですけど。赤っ恥をかかない程度の知識- オーストラリアのアマガエル科のカエル
- トノサマガエルによく似ている
- オーストラリアの生き物としては比較的、流通量は多い
- ニュージーランドでは帰化種として駆除の対象になっている
- ニュージーランド産の個体が流通することがあるらしい
- 飼育は容易
|
飼育の基本情報 |
飼育容器 | 水槽やプラケースを使う。水場と陸場を用意するために広めのケースが必要。跳ねることもあるので高さも必要。 |
温度 | 室温に任せて良い。夏は風通しのいいところなどに設置して温度の上がりすぎに注意する。 |
照明 | 必要なし |
床材 | なくてもよい。 |
容器内レイアウト | 水場中心のレイアウトにして、陸地を設ける。観葉植物や木の枝などを設置して樹上性のカエルと同じようなレイアウトも準備する |
餌 | 昆虫類 |
基本的な世話 | 半水生ガエルの飼育落ち着くまではそっとしておく跳ね回る場合はフタなどにスポンジなどの緩衝材を設置する水場に観賞魚用のろ過装置を設置した方がベター※情報は「爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。 |
<関連記事>
カエルの魅力from All About
<おすすめINDEX>
カエルfrom All About
カエルのコミュニティサイトfrom All AboutTerra Herps.では図鑑作りへのあなたの参加を待っています!- 自分の持っているキンスジアメガエルに関する情報を書きたい!
- 星野の情報はココが間違っている!
- みなさんが提供した情報や意見を読みたい!
そんなあなたはココをクリック!