そしてパース
さて、翌朝は一番の飛行機で帰りの空港であるパースに向かいます。もちろん、パースでもレンタカーを借りますが、これが大誤算。
借りたのはいつものように、ガッツリの四駆です。ところがパースってのは、すごい大都会。高速道路もしっかりできていて、スゴクキレイな街なんです。四駆なんて全然いません。
で、私たちが借りた車と言えば、すげーデカイ四駆。しかもなんだか屋根にでっかい緊急灯までついていて...信号で止まるたびに、横の車の運転手がニヤニヤしながら見てますよ。これ、スゴク高かったから、本当に失敗でした。
それでもこれでテンション下げていたらキリがありません。
まずは目的地である、某「池」へ。
実は、同行のKくんは、これが最大の目的でした。
この池、ある公園にあるのですが、曲頸類ファンの垂涎・オブロンガ様の世界的に有名な観察場所なんです。
しかし、世界的に有名とは言っても相手は曲頸のしかもナガクビガメです。そう簡単に見られるとは...って、いっぱいいるー!!!!
もう、そこかしこに頭出してますよ。すげぇ...1億円分くらいいるんじゃねーの、ってくらい。こうなると、ぜひ捕まえてみたい!!
どうやら、この池は人工らしいし、オブロンガも人為分布みたいだから、捕まえるだけだったらそんなに罪悪感ないし。
しかし、相手はある意味プレシオサウルス、つまり水の中を縦横無尽に泳ぎ回る泳ぎ達者ですから、そう簡単に捕まえることができるわけがない。
くそう、と思いながらも、ま、見られたんだからそれだけでいいや、と自分を満足させていました。そんな気持ちで池の周りを眺める私でしたが、足元を見ると水に沈んだ新聞紙を発見。
もともと日本産淡水魚好きの私ですから、こういうのの下にはでっかいハゼとかいるんだよね、みたいな感じでその新聞紙をどけてみると...はて?この楕円形...
「うぉ!!オブロンガ!!」
速攻でガッシと捕まえて、難なく幻のナガクビガメ・オブロンガ様を捕獲です!!
二人で大興奮ですが、真っ昼間で人目もあるわけで、とにかく捕まえた写真だけでも、と思って撮影したのが下の写真。ヒドイ写真でスミマセン。いや、だってなんかオレはナガクビガメとか持ったことないから噛み付かれそうで怖くて...
逃げるオブロンガ |
とにかくスゴイ経験ができました!