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撮影協力:どうぶつ共和国WOMA+ |
ロザリアナメラ
学 名:Elaphe rosaliae ※2002年から新しい学名としてBogertrophis rosaliae も使われている別 名:バハラットスネーク英 名:Baja California Rat Snake, Santa Rosalia Ratsnake 分 布:バハカリフォルニア半島、アメリカ合衆国の一部全 長:150cm程度北米のラットスネークの中では、特別に目にすることが少ない珍しい種類のナミヘビです。
新しい分類でも同属になっていることからもわかるようにトランスペコスラットスネークに近縁で、大きな目が特徴的です。体色は赤みがかった褐色からオリーブ色で、不明瞭な明色の細かい斑紋が入っています。
生息環境は、やや乾燥した地域の岩場などで、周囲に水場などがないような場所でも生活できるようです。
生態に関する一般的な情報はほとんど知られてなく、活動時間が夜間、あるいは薄明薄暮の時間帯がさかんであろうということくらしかわかっていません。ただし、雨の後などは時間帯を問わず活動し、道路などを横切っている姿などを目撃されることが多いようです。
飼育下では少ないながらも繁殖がなされていますので、多少の情報が知られています。例えば6-8月にかけて産卵を行い、9-10月にかけて25-40cm程度の大きさの幼蛇が孵化する、という程度です。おそらく近縁種のトランスペコスラットスネークに近いと思われます。
アメリカ合衆国のカリフォルニア州に分布していることになっていることも多いのですが、どうやら実際に正式な記録があるのは、1984年の州の南端のメキシコとの国境に近い場所で発見されたロードキル(路上轢死体)の1例
だけのようです。
へー、こんなに珍しいヘビだったんだー、よく名前聞くのにー、ってのが率直な感想です。お前、星野、こんなことも知らなかったのかって、私なんてそんなもんですよ。はい。
というようなことは置いておいて、ほとんど何もわかっていないようなヘビです。しかもアメリカンラットの最高峰の一つです。飼育も、ややクセがあるようで、うまく飼育できているのか、できていないのかがよくわからないという意見が多いようです。
アメリカでは、細々とCB化されているようなのですが、非常に流通量が少なく、日本にも時々しか流通しません。しかも、非常に高価であることが多いようです。
非常に渋くて、良い感じのヘビなんですが、これは手が出ません。近縁のトラペコみたいにCB化が進むまで待つ必要がありそうです。赤っ恥をかかない程度の知識- メキシコのバハカリフォルニア半島に分布
- 生息数は少ないらしい
- トランスペコスラットスネークと同属
- 体色は非常に渋い
- 国内ではほとんど流通せず、非常に高価
- 飼育はやや難しいらしい
- 生態はよくわかっていない
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | フタがしっかりとできるプラケース。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。成体は活動的なので大きめのケースを使う |
温度 | やや高温を好むと思われるため、シートヒーターなどでしっかりと保温する |
照明 | 特に必要なし(爬虫類用の紫外線ランプ程度があるといいらしい) |
床材 | ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう |
容器内レイアウト | 体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する |
餌 | マウスを食うが、あまり大きいエサは吐き戻すことが多いらしいので、小さめのマウスを頻回与える方が良いと思われる |
基本的な世話 | いわゆるナミヘビの飼育方法脱皮前はそっとしておくシェルターは脱皮の時のとっかかりになるようなザラザラした素材など※「飼育の基本情報」は「ビバリウムガイドNo.34(マリン企画)」と海外サイトおよび飼育している方のお話を参考にしました。 |
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