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画像提供:KOBU's Farm |
コシヒロカエルガメ
学 名:Phrynops tuberculatus別 名:イボカエルガメ英 名:Tuberculate Toad-headed Turtle分 布:ブラジル東部(サンフランシスコ川水系)、パラグアイ甲長:25cm前後 国内で、あまり流通することがない南米のカエルガメの一種です。
カエルガメにしては、やや高さのあるドーム型の背甲をしていて、背中線に鈍いキールが走っています。背甲は褐色から黒色で斑紋はありません。また腹甲はよく発達していて、黄色または各甲板の継ぎ目に沿って黒色の斑紋が入っていますが、黒一色などバラエティに富んでいるようです。
頭部は大きく厚さもありますが、暗褐色で斑紋はありません。首は比較的長く、イボ状の突起が発達しています。
なお、パラグアイの個体群をPhrynops tuberculatus vanderhaegeiとして亜種として考えることもあるようです。
野外での生態はよくわかっていませんが、比較的小さな川などに生息しているようです。一般的に朝夕などによく活動しているようです。
食性は肉食性で、魚や底生生物などを食べています。
1クラッチ当たり4-9卵を産むことが知られており、1シーズンで複数クラッチを産卵するようです。卵の大きさは32×26mm程度で、孵化した幼体の甲長は37mm程度だそうです。幼体の体色はもう少し薄く、頭部や背甲に細かい斑紋があるようです。
スミマセン!!これくらいが限界でしたー!!
何の予備知識もないと、一見アフリカのハコヨコクビガメの仲間みたいにも見えて、地味な感じなのですが、そもそも流通することがほとんどない種類ということで、かなりマニアックな種類と言えるようです。
ただ、国内で繁殖例が聞かれるというのですから、やはり脱帽すべきは水生ガメファンの力です。ブラジルからの輸入はのぞめないわけですから、こういうのをきちんと殖やすっていうのは、本当にスゴイです。
赤っ恥をかかない程度の知識- 比較的分布が狭い種類
- 他のカエルガメのように頭部に斑紋はない
- ほとんど流通しない
- 飼育自体はそれほど難しくない
- 自然での生態はほとんどわかっていない
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 60~90cmクラスの水槽や衣装ケースなど |
温度 | 25℃程度に保温をする |
照明 | 紫外線入りのバスキングランプが必要 |
ろ過 | できれば、外部式フィルターと上部フィルター |
床材(底砂) | サンゴ砂などはアルカリ性に傾くので不可 |
容器内レイアウト | 泳げるくらい水深は深くてよい。陸場は流木を利用する。流木は水中にも組むこと |
餌 | 配合飼料を食うのならば、配合飼料でよい。貝類、メダカやアカムシなどから餌付ける |
基本的な世話 | 換水は週に一度、3分の2程度2週に1回は全換水全換水時にブラックウォーターを利用週に1度、強制的に乾燥させ甲羅干しをする※「飼育の基本情報」は「ビバリウムガイドNo.22」「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1(誠文堂新光社)」、海外サイトを参考にしました。 |
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