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チュウゴクワニトカゲ
画像提供:KOBU's Farm

チュウゴクワニトカゲ

学 名Shinisaurus crocodilurus別 名:シナワニトカゲ、ワニトカゲ英 名:Chinese Crocodile Lizard分 布:中国南部からベトナム北東部全長:30-40cm 頭胴長18cm前後

中国とベトナムの山地渓流に生息する、ちょっと変わったトカゲです。

本種はコブトカゲ科の、1種のみで構成されるワニトカゲ属Shinisaurus に属しています。

名前の通り特に尾部の形態がワニの仲間のように縦偏して、丈夫な大型の鱗に覆われています。体色は個体差が大きく、褐色が基本ですが赤色や黄色、緑色などが発色している場合もあります。

一時期、ベトナムの個体群と中国南部の個体群で形態や色彩が異なると推測されたこともあったようですが、詳しい研究によると少なくとも外部形態に著しい差はなく、これらの色彩のバラエティはあくまでも個体差のようです。

生息環境は山地の渓流で、岩の上や水の上に張り出した樹木の枝、倒木の上などで日光浴をしていることが多い昼行性です。ただし夜間もこのような場所で寝ていることが多いそうです。特に驚いたときなどには水の中に逃げ込むことが多く、水中である程度生活ができるようです。

気温が10℃前後まで下がると冬眠状態になり、野生では4ヶ月程度の休眠を行います。

エサは昆虫類やミミズなどの陸生のものから水中で小魚などを食べることもあるようです。

胎生で、6-8月にかけて交尾を行い、翌年の春に12-13cm程度の大きさの幼体を2-8匹出産します。

分類上でも、言えるのですが、本当に存在そのものが個性的なトカゲです。

ワニのような形態的特徴、バラエティ豊かで派手な体色、半水生であること、胎生であること、ちょうど良い大きさであること、など本種の魅力を挙げればキリがありません。

また中国では、保護の対象になっていて、微妙に流通量が少ないことも人気の理由の一つでしょう。一時期は、パッタリと流通が止まっていたのですが、最近はまた流通しだしたようです。

ただし、飼育の環境設定がやや難しく、飼育自体はコツが必要なようであまり初心者向けのトカゲとは言えないようです。

またWCの飼育をしていて、持ち込みで繁殖させたり、あるいは飼育下で交尾繁殖まで行うことも可能であるようですが、幼体の飼育が難しく、なかなか育ち上がらないことからCBの流通がほとんどありません。何か重大な要因が欠けているのかもしれません。

しかし、最近は水生ガメのファンの中に本種の飼育を始める方が多くなってきているそうで、繁殖に期待をしてしまうところです。

とにかくカッコイイトカゲですから、男だったら誰でも一度は飼ってみたい、しかも環境を再現させたようなレイアウト水槽で飼育してみたいトカゲです。

CITS IIおよび中国国家一級重点保護野生動物に指定。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 中国とベトナムに分布
  • 半水生
  • 胎生
  • 飼育はやや難しい
  • 出産はするが幼体を飼育するのが難しいらしい
  • 中国ではジャイアントパンダと同じレベルの保護の対象になっている
飼育の基本情報
飼育容器60cmクラス以上の容器で床面積が広いもの
温度ホットスポットのみで良い。繁殖を考えるのならば冬季は冬眠できる温度にする
照明ホットスポットと紫外線の照射できる爬虫類用の蛍光灯を使う
床材特に必要ないと思われる
容器内レイアウトやや広くて深い水場と陸地を設置して、バスキング場所として岩や流木を設置する。水場はフィルターで濾過と水流を確保する
昆虫食性なのでコオロギやミールワームなどにカルシウム剤などを添加して与える
基本的な世話半水生のカメと同様の環境での飼育に準ずる
※基本情報は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。