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ハナガメ

そろそろオーストラリアモノを休憩して、最近あんまりアップしていないラインからガンガンアップしていきましょう!!まずはバタグールガメの第32弾!!最近あんまり見なくなったハナガメです!

執筆者:星野 一三雄

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ハナガメ

学 名Ocadia sinensis別 名:-英 名:Chinese Stripe-necked Turtle分 布:台湾、中国東南部からベトナム甲 長:24cm

東アジアに分布する美しいカメです。

背甲は暗褐色で、3本のキールに沿って、各甲板の中心に明色の斑紋があります。逆に腹甲は黄色からクリーム色で、各甲板に大きな暗色の斑紋があります。

四肢や頭部は黒色からオリーブ色の地色に黄色の細かいストライプが走っています。

底床が柔らで、流れが緩やかな低地の河川や池、沼などに生息しています。亜熱帯に生息しているので野生下では冬眠は行いません。

やや植物食が強い雑食性で、水草なども多く食べますが、飼育下では果実なども食べます。

春に、45×20mm程度の大きさの卵を1-2回に分けて3-15個程度産卵します。孵化しいた幼体は背甲が35mm程度で、グリーンが強く、各甲板の斑紋もオレンジ色で、さらに背甲の縁辺が黄色になっていて、非常に美しいカメです。

台湾を中心に盛んに養殖されているようで、かつては安価に流通していましたが、最近はあまり見かけることがなくなってきました。

どうやら、安いから人気がない、という典型的なパターンのようで、こんなに美しいカメなのに、とちょっと残念な気持ちになります。

ただ、各地の公園や社寺の池などで見かけることも多いようなので、ミドリガメの悲劇と同様のパターンにもなってしまっているようで。

飼育自体はそれほど難しくないのですが、やや大型になってしまうため、それを覚悟の上で飼育をするべきでしょう。幼体も美しく、大きくなっても頭部や四肢の美しい模様はそのまま残るので、イイカメなんですけどね。

特定外来生物法で「要注意外来動物」として注視されています。

ハナガメ
写真提供:オーナーズフィッシュ
赤っ恥をかかない程度の知識
  • 台湾と中国南部からベトナムに分布
  • 名前の通り美しいカメ
  • 養殖されているので、大量かつ安価に流通していたが、最近は流通量が減った
  • 冬眠はしない
  • 植物食性が強い
飼育の基本情報飼育容器大きさによって60~120cmクラスの水槽や衣装ケースなど。温度室温に任せてよい。ホットスポットは設置する照明紫外線入りのバスキングランプが必要ろ過できれば外部式フィルターを設置する床材(底砂)特に必要なし容器内レイアウトケース内の3分の1程度を陸地にして、背甲の高さ程度の水深の水場にする餌配合飼料でよい基本的な世話いわゆる水生ガメの飼育法さらに
  • 冬季の冬眠はさせない方が良いと言われている
  • など※掲載した情報は「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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